バッド・ティーチャー Bad Teacher (2011)

代理教師だったスコットの母親が、ルクルト家出身だと知ったエリザベスは、彼から、独身でグラマーな恋人と別れたばかりだと聞かされ、アタックするため整形外科に向かう。

ヴォーゲル医師(デヴィッド・ペイマー)の豊胸手術を受けようとしたエリザベスだったが、高額な手術費を払えるはずもなかった。

生徒が行う”洗車デー”の収益金が、遠足費に回されると知ったエリザベスは、それが数千ドルになると聞き、校長のウォリー・スナー(ジョン・マイケル・ヒギンス)をおだててその担当になる。

自ら客を呼び込み、7000ドルも収益を上げたエリザベスがその金を着服したと、本来の洗車デー担当者のエイミーはスナーに訴える。

しかしエイミーは、大評判だったエリザベスの行動を見習うべきだと、校長に非難されてしまう。

エイミーは、エリザベスが豊胸手術をすることをスコットの前で話し、彼女に復讐を始める。

その後エリザベスは、父兄会で、言葉巧みに親達から現金を受け取ることに成功し、豊胸手術の資金のためにあらゆることを始める。

一方、エイミーもスコットと親交を深め、彼はそのことでエリザベスに相談をする。

エリザベスは、エイミーが金目当てで付き合っているとスコットに忠告する。

気分を良くしたエリザベスは、学校のパーティーで、ラッセルに誘われ体育館でマリファナを吸い、豊胸手術など必要ないと言われる。

エリザベスは、スコットも参加する教師バンドのライブに行くことになり、ラッセルやリンと楽しむ。

ところが、スコットがエイミーのために曲を捧げたことで、エリザベスは憤慨する。

怒りが収まらないエリザベスは、リンに、スコットのことを忘れて教師に専念することを提案されて、共通テストで1位のクラスの担任に、ボーナスがでることを知らされる。

毎年エイミーが1位で5700ドルを受取れると知り、翌日から態度を一変したエリザベスは、生徒達に厳しく接しまともな授業を始める。

生徒からの情報で、エリザベスがマリファナを吸っていることを知ったエイミーは、それが医療用だという証拠を提示させるべきだとスナー校長に迫る。

しかし、スナーは、趣味のイルカのコレクションに興味を示しているエリザベスを擁護する。

生徒の学力が上がらないためにエリザベスは、共通テストの試験問題を手に入れることを考える。

エリザベスは、ジャーナリストに扮して、試験の担当者であるカール・ハラビ(トーマス・レノン)に接近し、試験の解答用紙を手に入れる。

1カ月後。
試験の結果、エリザベスが最優秀教師に選ばれ、スコットと付き合っているエイミーに嫌味を言われる。

それを気にせず、豊胸手術費が用意できたエリザベスは手術の予約を入れる。

エイミーのリンゴにかぶれる葉をこすりつけ、彼女を遠足に行けなくしたエリザベスは、スコットと楽しい時を過ごす。

エリザベスのデスクの鍵を開けて、試験の不正を知ったエイミーは、ハラビに会ってテストの用紙を渡したのかを確かめる。

エイミーは、不正を確信してスナー校長にそれを伝え、ようやくエリザベスを葬れると考えて満足する。

スプリングフィールド。
州議会を見学したエリザベスは、スコットと愛し合う振りをして、その様子をエイミーの電話の留守電に残す。

翌日、冴えない男子生徒を勇気づけたエリザベスを見て、ラッセルは感心して彼女を誘う。

その後、現れたエイミーから、全てがばれたことを知らされたエリザベスは、さすがに焦ってしまう。

スナー校長や教育委員会から事情を聞かれることになったエリザベスは、ルームメイトのカーク(エリック・ストーンストリート)に頼み、妨害工作を考える。

エリザベスは、カークをハラビの元に向かわせ、見られてはまずい彼の裸の写真を渡して脅す。

校長室に呼ばれたエリザベスは、今回の件で追及されるものの、現れたハラビは、エイミーに話したことを撤回する。

エリザベスはテストの不正問題は逃れるが、ドラッグの件で再び調べられる。

しかし、警察の麻薬犬が向かったのはエイミーの教室で、彼女がドラッグを所持していたということになり逮捕される。

その机がエリザベスの物であり、彼女が仕組んだことだと主張するエイミーだったが、警官に連行されてしまう。

学年末となり、エイミーは釈放はされるものの、学校を去ることになる。

スコットに誘われたエリザベスは、それを断り、図体が大きいだけが取り柄のラッセルの元に向かい、二人は意気投合する。

3カ月後。
新学年が始り、ラッセルとの関係も順調なエリザベスは、生活指導担当となる。