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ボディ・ダブル Body Double (1984)

アルフレッド・ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ」(1954)、「めまい」、(1958)、「裏窓」(1954)を基に製作された、ブライアン・デ・パルマ(製作、監督、脚本)によるヒッチコック作品へのオマージュ的作品。
殺人の目撃者にされる陰謀に巻き込まれる売れない役者の行動を描く、主演クレイグ・ワッソンメラニー・グリフィスグレッグ・ヘンリー他共演のエロチック・サスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ブライアン・デ・パルマ
製作総指揮:ハワード・ゴットフリード

製作:ブライアン・デ・パルマ
脚本
ロバート・J・アヴレッチ
ブライアン・デ・パルマ
撮影:スティーヴン・H・ブラム
編集
ジェラルド・B・グリーンバーグ
ビル・パンコウ
音楽:ピノ・ドナッジオ

出演
クレイグ・ワッソン:ジェイク・スカリー
メラニー・グリフィス:ホリー・ボディ
グレッグ・ヘンリー:サム・ブッチャード
デボラ・シェルトン:グロリア・ルヴェール
デニス・フランツ:ルービン
ガイ・ボイド:ジム・マクレーン刑事
バーバラ・クランプトン:キャロル
レベッカ・スタンリー:キンバリー

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1984年製作 114分
公開
北米:1984年10月26日
日本:1985年2月23日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $8,801,940


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
B級ホラー映画俳優ジェイク・スカリー(クレイグ・ワッソン)は、撮影中に閉所恐怖症の発作で体が動かなくなってしまい帰宅する。

帰宅したジェイクは、恋人キャロル(バーバラ・クランプトン)の浮気現場を目撃してしまい、ショックを受けて自棄酒を飲みに行く。

オーデションや演技クラスに足を運んだジェイクだったが、再び体の自由が利かなくなり、同じ役者のサム・ブッチャード(グレッグ・ヘンリー)に励まされる。

ジェイクは、サムの友人の家の留守居を頼まれ、その屋敷の豪華さに驚いてしまう。

その後ジェイクは、毎晩同じ時間に、部屋の中で半裸で踊りだす、隣人グロリア・ルヴェール(デボラ・シェルトン)の姿を望遠鏡で覗かせてもらう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
B級ホラー映画俳優ジェイク・スカリーは、撮影中に閉所恐怖症の発作に襲われる。
オーデションや演技クラスでも再び発作が起きたジェイクは、同じ役者のサムに励まされ親しくなる。
その後ジェイクは、サムの友人の豪華な屋敷の留守居を頼まれる。
そこでジェイクは、毎晩同じ時間に半裸で踊りだす、 隣人グロリアの姿を望遠鏡で覗かせてもらう。
公演旅行に出たサムから、屋敷を任されたジェイクは、グロリアが気になり再び覗いてしまう。
そしてジェイクは、グロリアがトラブルに巻き込まれているのを知り、彼女を尾行して行動を監視するのだが・・・。
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作風が違うので仕方ないが、ヒッチコック作品のような格調の高さも感じられない、ブライアン・デ・パルマの悪趣味的な自己満足作品で、批評家や観客からも酷評され、興行的にも大失敗に終わってしまった作品。

隣人の謎の女をつける、主人公の尾行があまりにわざとらしく、見ていて冷や冷やしてしまい、この作品自体が”B級映画”に思えてしまうほどだ。

セリフの中では”美男”などと言われているが、冴えない雰囲気が、売れない役者そのものとも言えるクレイグ・ワッソン、少女時代から若くして映画デビューはするものの低迷し、本作での体を張った演技がまずまず認められ、その後飛躍することにもなるメラニー・グリフィス、真犯人グレッグ・ヘンリー、映画監督デニス・フランツなどが共演している。

割り切ってはいるだろうが、「」(1963)、「マーニー」(1964)などに出演した、ヒッチコックのお気に入りだったM・グリフィスの母ティッピ・ヘドレンは、娘の演技をどう思っているのだろうか・・・。


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