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突破口! Charley Varrick (1973)

1968年に発表された、ジョン・H・リーズの小説”The Looters”を基に製作された作品。
平凡な男が実行した強盗計画を描く、
製作、監督のドン・シーゲル主演ウォルター・マッソーアンディ・ロビンソンジョン・ヴァーノンジョー・ドン・ベイカー共演の犯罪アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ドン・シーゲル
製作:ドン・シーゲル
原作:ジョン・H・リーズ
脚本
ハワード・ロッドマン
ディーン・リーズナー
撮影:マイケル・C・バトラー
編集:フランク・モリス

音楽:ラロ・シフリン

出演
ウォルター・マッソー:チャーリー・ヴァリック
アンディ・ロビンソン:ハーマン・サリヴァン
ジョン・ヴァーノン:メイナード・ボイル
フェリシア・ファー:シビル・フォート
ジョー・ドン・ベイカー:モリー
シェリー・ノース:ジュエル・エヴェレット
ノーマン・フェル:ガーフィンクル
ベンソン・フォン:オネスト・ジョン
ウッドロウ・パーフレイ:ヤング
ウィリアム・シャラート:ホートン保安官
ジャクリーン・スコット:ナディーン・ヴァリック
マージョリー・ベネット:タフ夫人

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1973年製作 111分
公開
北米:1973年10月19日
日本:1974年6月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
元スタント・パイロットのチャーリー・ヴァリック(ウォルター・マッソー)は、妻ナディーン(ジャクリーン・スコット)とハーマン・サリヴァン(アンディ・ロビンソン)らと共に銀行を襲う。

しかし、盗難車のナンバーから警察に気づかれてしまい、ナディーンは重傷を負ってしまう。

現金を奪うことに成功したヴァリックらは逃走するが、途中でナディーンは息を引き取る。

逃走車に爆薬を仕掛けて、ナディーンの遺体を残し、ヴァリックとハーマンは農薬散布会社の車に乗り替え、警察の捜査網を突破して逃げ切る。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
元スタント・パイロットのチャーリー・ヴァリックは、妻ナディーンとハーマンらと共に銀行を襲う。 現金を奪うことに成功したヴァリックらは逃走するが、ナディーンは重傷を負い、その後、死亡する。
ヴァリックとハーマンは、警察の捜査網を突破して逃げ切るが、盗んだ現金が思わぬ大金だったために驚いてしまう。
そのためヴァリックは、現金がマフィア絡みかとも考え、金を返すことも検討する。
しかし、ハーマンはそれに反対して、メキシコへの逃亡を提案する。
その頃、銀行家でありながら、マフィアと関係するボイルは、殺し屋モリーに、強盗犯の追跡を任せるのだが・・・。
__________

1968年に発表された、ジョン・H・リーズの小説”The Looters”を基に製作された作品。

製作、監督のドン・シーゲルをはじめ2年前に公開された「ダーティハリー」(1971)のスタッフ、キャストの何人かが参加した作品。

いかにもドン・シーゲルらしい、飛行機をうまく使ったハードなアクションも見応えがある。

思わず、主演がクリント・イーストウッドならば・・・と想像してしまうほどだ。

ドラマの中で、偽造パスポート屋シェリー・ノースの元を訪ねたジョー・ドン・ベイカーが名を名乗ると、彼女が振り向きもせずに、”クリント・イーストウッドじゃないわね”というシーンもあるくらいだ。

そのイーストウッドとは全くタイプの違う、ウォルター・マッソーが、完全犯罪を仕掛ける銀行強盗を、なかなかクールに演じている。

ラロ・シフリンの音楽も「ダーティハリー」(1971)に似たところがかなりある。

問答無用の殺し屋に扮したジョー・ドン・ベイカーの、凄みのある怖さは迫力十分。

また、ドン・シーゲルが、目立たないが出演している場面もある。(賭けピンポンをしている)

黒幕の銀行家ジョン・ヴァーノン、その秘書フェリシア・ファー、銀行支店長ウッドロウ・パーフレイ、保安官ウィリアム・シャラート、主人公の妻ジャクリーン・スコットなどが共演している。


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