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トゥモロー・ワールド Children of Men (2006)

子供が生れなくなった絶滅の危機に瀕した人類の中で唯一の希望を見つけて命を懸ける者達の戦いを描く、監督、脚色、編集アルフォンソ・キュアロン、主演クライヴ・オーウェンジュリアン・ムーアマイケル・ケインら共演のSFサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


SF

ジュリアン・ムーア / Julianne Moore / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:アルフォンソ・キュアロン
マーク・エイブラハム
ヒラリー・ショー
トニー・スミス
エリック・ニューマン
イエン・スミス
製作総指揮
トーマス・エー・ブリス
アーミアン・バーンスタイン
原作:P・D・ジェイムズ人類の子供たち
製作
脚本
アルフォンソ・キュアロン
ティモシー・J・セクストン
撮影:エマニュエル・ルベツキ
編集
アルフォンソ・キュアロン
アレックス・ロドリゲス
音楽:ジョン・タヴナー

出演
セオ・ファロン:クライヴ・オーウェン
ジュリアン・テイラー:ジュリアン・ムーア
ジャスパー・パルマー:マイケル・ケイン
ルーク:キウェテル・イジョフォー
キー:クレア=ホープ・アシティー
ミリアム:パム・フェリス
ナイジェル:ダニー・ヒューストン
パトリック:チャーリー・ハナム
マリカ:ワーナ・ペリーア
シド:ピーター・マラン

イギリス/アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2006年製作 109分
公開
イギリス:2006年9月22日
北米:2006年12月25日
日本:2006年11月18日
製作費 $76,000,000
北米興行収入 $35,286,430
世界 $68,327,770


アカデミー賞 ■
第79回アカデミー賞
・ノミネート
脚色・撮影・編集賞


ストーリー ■
2027年11月6日、ロンドン
人類は生殖能力を失い、社会秩序が乱れ世界の国は崩壊し、イギリスだけが何とか持ち堪えていた。
エネルギー省官僚のセオ・ファロン(クライヴ・オーウェン)は、かつて活動家であったが、子供を亡くし妻とも別れ生きる気力を失っていた。
ある日セオは、反政府組織”FISH”に拉致され、そのリーダーである元妻ジュリアン(ジュリアン・ムーア)と対面する。
ジュリアンは、ある不法入国者の少女を国外に逃亡させるために、セオに、従兄である文化大臣ジョナサンから通行証を手に入れるよう迫る。
それを断ったセオだったが、ジュリアンへの想いと彼女の考えの重要性を感じて指示に従う。
通行証を手に入れたセオは、自分が同行することが条件だとジュリアンに伝え、少女キー(クレア=ホープ・アシティー)と共に目的地に向かうのだが・・・。


解説 評価 感想 ■
1992年に発表された、P・D・ジェイムズの小説”人類の子供たち”を基に製作された作品。

少子化などという言葉が生易しく聞こえる子供のいな世界、人々は希望を失い、そのために秩序が乱れ貧困に苦しみ戦いに明け暮れ世界が崩壊しかけるいという、イギリスを代表する女流作家P・D・ジェイムズによる物語は深みがある。

そのような状況下で産まれた新たな生命、そして、それを見守る人々の眼差し・・・クライマックスでは宗教感のようなものを感じさせる描写となっている。

第79回アカデミー賞では、脚色、撮影、編集賞にノミネートされ、ヴェネチア国際映画祭ではオゼッラ賞(技術貢献賞)を獲得した。

7600万ドルをかけた作品だけに、荒廃した社会を映し出す映像はなかなかリアルだ。

また、ストーリーそのものを興味深く追っていけることに加え、長回しなどを使った終盤の市街戦の臨場感や迫力も見逃せない。

幼い我が子を失い妻とも別れ、未来のない世界に絶望しかけながら、人類の望みとも言える一人の少女を命懸けで守ろうとする主人公を好演するクライヴ・オーウェン、その妻で反政府組織のリーダーだが、呆気なく命を落とすゲスト程度の役柄が彼女にしては残念なジュリアン・ムーア、主人公の友人で逃亡の手助けをするマイケル・ケイン、反政府組織の一員キウェテル・イジョフォー、人類を救う鍵となるか・・・女の子を出産する少女クレア=ホープ・アシティー、彼女に付き添うパム・フェリス、主人公の従兄で文化大臣のダニー・ヒューストン、組織員チャーリー・ハナム、主人公の協力者ワーナ・ペリーアピーター・マランなどが共演している。

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