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クリード Creed (2015)

ロッキー」シリーズ第7作。
今は亡きボクシング元ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードの才能を受け継いだ息子とアポロのライバルだったロッキー・バルボアの夢に向けた闘いを描く、製作アーウィン・ウィンクラーロバート・チャートフ、原案、監督、脚本ライアン・クーグラー、主演マイケル・B・ジョーダンシルヴェスター・スタローンテッサ・トンプソンフィリシア・ラシャド他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(スポーツ)

シルヴェスター・スタローン / Sylvester Stallone 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:ライアン・クーグラー

製作
シルヴェスター・スタローン
アーウィン・ウィンクラー
チャールズ・ウィンクラー
ロバート・チャートフ
ウィリアム・チャートフ
原案:ライアン・クーグラー
脚本
ライアン・クーグラー
アーロン・コヴィントン
撮影:マリス・アルベルチ
編集
クローディア・S・カステロ
マイケル・P・ショーヴァー
音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン

出演
アドニス”ドニー”ジョンソン・クリード/”ハリウッド”ドニー:マイケル・B・ジョーダン
ロッキー・バルボア:シルヴェスター・スタローン
ビアンカ:テッサ・トンプソン
メアリー・アン・クリード:フィリシア・ラシャド
“プリティ”リッキー・コンラン:トニー・ベリュー
トミー・ホリデイ:グレアム・マクタヴィッシュ
ピート・スポリーノ:リッチー・コスター
レオ”ザ・ライオン”スポリーノ:ガブリエル・ロサド
ダニー“スタントマン”ウィーラー:アンドレ・ウォード
本人:ジェイコブ”スティッチ”デュラン
本人:リカルド”パッドマン”カックギル
本人:マイケル・バッファー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2015年製作 133分
公開
北米:2015年11月25日
日本:2015年12月23日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $109,712,890
世界 $173,567,580


アカデミー賞
第88回アカデミー賞

・ノミネート
助演男優賞(シルヴェスター・スタローン


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1998年、カリフォルニア州、ロサンゼルス
今は亡き、ボクシング元ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードと愛人との間に生まれたアドニス・ジョンソンは、少年院に収容されていた。

騒ぎを起こして喧嘩を始めたアドニスは、看守に取り押さえられて独房に入れられる。

少年院を訪ねた、アポロの未亡人メアリー・アン(フィリシア・ラシャド)は、アドニスが喧嘩を繰り返していることを知らされて面会する。

メアリー・アンをソーシャル・ワーカーだと思ったアドニスは、それを否定する彼女に、亡くなった母の悪口を言われたために相手を殴ったことを伝える。

アドニスが父親のことを知らないため、生まれる前に亡くなったとメアリー・アンは伝える。

父の知り合いかと訊かれたメアリー・アンは、アドニスに自分の夫だったと答える。

メアリー・アンから一緒に暮らしてほしいと言われたアドニスは、夫の名前を訊かれる。

2015年、メキシコティフアナ
アポロの血を受け継いでいたアドニス”ドニー”ジョンソン・クリード(マイケル・B・ジョーダン)は、地元のリングに上がり相手を倒す。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

参考:
・「ロッキー」(1976)
・「ロッキー2」(1979)
・「ロッキー3」(1982)
・「ロッキー4」(1985)
・「ロッキー5」(1990)
・「ロッキー6」(2006)
・「クリード」(2015)
・「クリード 炎の宿敵」(2018)
・「クリード 過去の逆襲」(2023)

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
今は亡き、ボクシング元ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードと愛人との間に生まれたアドニス”ドニー”ジョンソンは、荒れた少年時代を送り、アポロの未亡人メアリー・アンに引き取られる。
アポロが遺した財産により、教育を受けて証券会社に勤め、何不自由ない生活を送っていたドニーは、父から受け継いだボクサーとしての才能を開花させようとしていた。
偉大な父の名を隠しメキシコで戦績を重ねていたドニーは、仕事を辞めてボクサーになる道を選ぶ。
しかし、父を生んだジムで腕試しをしたドニーは、世界ランカーに叩きのめされてしまう。
メアリー・アンに反対されながら、フィラデルフィアに向かったドニーは、父のライバル、そして親友でもあった街の英雄ロッキー・バルボアに会いコーチを頼む。
それを断るロッキーは、ドニーがアポロの息子であることを知り驚く。
その後、ドニーが気になるロッキーは、彼の情熱に心を動かされてコーチを引き受けるのだが・・・。
__________

本作は、公開の5か月前に81歳でこの世を去った、「ロッキー」シリーズの生みの親とも言えるロバート・チャートフに捧げられている。

前作では、主人公のロッキー・バルボアが現役(復帰)として闘う姿を描いたストーリーだったが、今回は、ライバルで親友でもあったアポロ・クリードの息子を育てるという内容になっている。

更に、ロッキーの病魔との闘いが主人公の闘いと成長と共に描かれているという、観る者の心に訴える深いドラマに仕上がっている。

約40年の”伝統”とも言える「ロッキー」シリーズの雰囲気を保ちながら、その郷愁を誘うシーンを散りばめ、それを前面に出し過ぎずに斬新な感覚で描く、原案、脚本を兼ねる、撮影当時、弱冠28歳のライアン・クーグラーの演出手腕が光る。

リング上のカメラワークなど、実際の試合を見ているような臨場感溢れる迫力ある映像は秀逸だ。

北米興行収入は約1億900万ドル、全世界では約1億7400万ドルのヒットとなった。

本作は、”ロッキー”をタイトルとしない新たなるシリーズとして高い評価を受け、2017年11月に続編が公開されることが予定されている。

ロッキー」シリーズでシルヴェスター・スタローンが助演に回ることが許されるのか・・・という疑問を払拭する、燻銀の演技を見せた彼は、第88回アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされた。
街の英雄でありながら老いた一市民としてひっそりと暮らすロッキーが、元チャンピオンとしての誇りと友情のために闘う姿は、涙なしでは見られない。

フルートベール駅で」(2013)でもライアン・クーグラーと組んだ、ボクサーとしての才能を開花させるマイケル・B・ジョーダンの好演も印象に残る。
メイクでそう見えるのか、彼の目や口元がカール・ウェザースに似ているところなども注目したい。

主人公と惹かれ合うミュージシャンのテッサ・トンプソン、アポロの未亡人である主人公の育ての親フィリシア・ラシャド、主人公と対戦する世界チャンピオンのトニー・ベリュー、そのトレーナー、グレアム・マクタヴィッシュ、ジムのトレーナー、リッチー・コスター、その息子であるボクサーのガブリエル・ロサド、主人公を叩きのめす世界ランカーのアンドレ・ウォード、主人公につくカットマンのジェイコブ”スティッチ”デュラン、トレーナーのリカルド”パッドマン”カックギル、リング・アナウンサーとしてお馴染のマイケル・バッファーなどが共演している。


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