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シザーハンズ Edward Scissorhands (1990)

ハサミで出来た手を持つ青年とある家族の交流を描く、製作、原作ティム・バートン、主演ジョニー・デップウィノナ・ライダーダイアン・ウィーストアンソニー・マイケル・ホールアラン・アーキンキャシー・ベイカー他共演によりファンタジー・コメディの秀作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ファンタジー

ティム・バートン / Tim Burton 作品一覧
ジョニー・デップ / Johnny Depp 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ティム・バートン

製作総指揮:リチャード・ハシモト
製作
デニス・ディ・ノービ

ティム・バートン
原作
キャロライン・トンプソン

ティム・バートン
脚本:キャロライン・トンプソン
撮影:ステファン・チャプスキー

編集:リチャード・ハルシー
音楽:ダニー・エルフマン

出演
エドワード・シザーハンズ:ジョニー・デップ

キム・ボッグス:ウィノナ・ライダー
ペグ・ボッグス:ダイアン・ウィースト
ジム:アンソニー・マイケル・ホール
ビル・ボッグス:アラン・アーキン
ジョイス:キャシー・ベイカー
エズメラルダ:オーラン・ジョーンズ
発明家:ヴィンセント・プライス
ケヴィン・ボッグス:ロバート・オリヴェリ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1990年製作 104分
公開
北米:1990年12月7日
日本:1991年7月13日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $56,362,350
世界 $86,024,010


アカデミー賞 ■
第63回アカデミー賞

・ノミネート
メイクアップ賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
雪の降る夜。
孫娘を寝かしつけている祖母(ウィノナ・ライダー)は、”どうして雪が降るの?”という孫の質問に、静かに答え始める・・・
__________

気のいい女性ペグ・ボッグス(ダイアン・ウィースト)は、エイボン・レディとして訪問販売員をしていたが、自分の住む住宅街近くの山の上の屋敷が気になり、訪ねてみることにする。

見事に刈り込まれた植木に驚きながら、屋敷に入ったペグは、両手がハサミで、顔中傷だらけのエドワード(ジョニー・デップ)という青年に出会う。

エドワードが、独りきりで気の毒に思ったペグは、彼を自宅に連れて行き、面倒を見てあげることにする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ハサミで出来た手を持つエドワードは、気のいい女性ペグに同情され、家に連れて行かれる。
一応、家族に歓迎されたエドワードは、やがて、植木の手入れやヘアーカットの才能を発揮し、人々の人気者になる。
そんな時、エドワードを受け入れられないペグの娘キムは、ボーイフレンドのジムにそそのかされ、エドワードを利用して強盗に入ることを強要される。
何も知らないまま、エドワードは犯行に及び、彼だけが警察に捕らえられてしまう。
エドワードは、態度を一変した住民に白い目で見られるようになるが、その事件をきっかけに、キムは彼の優しさに触れ思いを寄せていく・・・。
__________

前年の大ヒット作「バットマン」(1989)を監督してブレイクしたティム・バートン(製作、原作兼)と大スターへの道を歩み始めるジョニー・デップが初めて組んだ

なんと言っても、ジョニー・デップの魅力が光る作品で、フルメイクであり、ほとんどセリフもない悲し気な彼のキャラクターが、大いに話題になった作品。

当時、地方では、大ヒット作「ホーム・アローン」(1990)と二本立で上映されていて、自分も含め、それを目当てに劇場に足を運び、本作の方を気に入った方は多かったはずだ。

第63回アカデミー賞ではメイクアップ賞にノミネートされた。

エドワードの屋敷の屋根裏部屋は、その後のティム・バートン作品「スウィーニー・トッド」(2007)の映像を思い起こさせる。

その幽霊屋敷のような雰囲気とは対照的な、パステルカラーの建物の単調な町並の描写で、エドワードの悲しい人生を強調させる、ティム・バートン独特の映像感覚も冴える。

ダニー・エルフマンの、悲しくも美しい主題曲のメロディも心に残る。

ショッキングなほどに斬新なアイデアだった、エドワードを熱演したジョニー・デップは、容姿や表情とは全く違う、美しく優しい心の持ち主を見事に演じている。

まだ10代のウィノナ・ライダーは、祖母役のメイクがややどぎつくて気味が悪い感じもするが、エドワードの清い心に触れて、幸せな人生を送った女性というい役も好演している。

お人好しで面倒見のよいヒロインの母親役のダイアン・ウィースト、その逆で強かに主人公を誘惑するキャシー・ベイカー、素っ気無いが主人公を受け入れるペグ(D・ウィースト)の夫アラン・アーキン、息子のロバート・オリヴェリ、主人公に偏見を抱いて疫病神扱いする宗教マニアのオーラン・ジョーンズ、本作が実質的な遺作となった、ティム・バートンが尊敬する名優ヴィンセント・プライスの出演(発明家)も見逃せないところだ。


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