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ジャーロ Giallo (2009)

連続猟奇殺人事件に携る警部が犯人に妹を誘拐された女性と共に事件を解決しようとする姿を描く、主演エイドリアン・ブロディエマニュエル・セニエエルサ・パタキー他共演、監督ダリオ・アルジェントによるサスペンス・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:ダリオ・アルジェント

製作
ラファエル・プリモラック

リシャール・リオンダ・デル・カストロ
エイドリアン・ブロディ
脚本
ジム・アグニュー

ショーン・ケラー
ダリオ・アルジェント
撮影:フレデリック・ファサーノ
編集:ロベルト・シルヴィ
音楽:マルコ・ウェル

出演
エンツォ・アヴォルフィ警部/ジャーロ:エイドリアン・ブロディ

リンダ:エマニュエル・セニエ
セリーヌ:エルサ・パタキー
モーリ警部:ロバート・ミアノ
ロシア人学生:シルヴィア・スプロス
サル:ルイス・モルテーニ
肉屋の主人:ジョゼッペ・ロコンソール

イタリア/アメリカ 映画
配給 Hannibal Pictures
2009年製作 92分
公開
北米:2009年11月6日(American Film Market)
日本:2010年9月11日
製作費 $14,000,000


ストーリー ■
イタリアトリノ
連続美女猟奇殺人事件の捜査を進めるエンツォ・アヴォルフィ警部(エイドリアン・ブロディ)の元に、モデルの妹セリーヌ(エルサ・パタキー)と連絡が取れなくなったという女性リンダ(エマニュエル・セニエ)が訪ねてくる。
エンツォは、リンダを迷惑に思いながらも話を聞き、セリーヌが犯人に誘拐されたことを確信しそれをリンダに伝える。
その後、被害者の女性が発見され、まだ息のあった彼女は、”彼はジャーロ(イエロー)”と言い残し息を引き取る。
その言葉が、顔色の黄色くなる”黄疸”を意味することにリンダが気づき、犯人が治療のため通院しているはずだと考えたエンツォは病院に向かう。
その場で、怪しい男を追ったエンツォは、彼を取り逃がす。
しかし、犯人と思われるその男”フラビオ・ボルペ”の住所などをエンツォは突き止める。
その頃、醜いフラビオを罵ったセリーヌは、指を切り落とされながらも、隙を見て彼の拘束を逃れるのだが・・・。


解説 評価 感想 ■

イタリア、ホラー映画界の巨匠ダリオ・アルジェントによる、かつてブームを起こした頃の作風を思い起こさせる、古風な仕上がりを感じさせる作品。

B級映画風の展開も、上記のように、あえて古典的に描いているためかとも思うのだが、残念ながら、エイドリアン・ブロディの出演がなければ、個人的には鑑賞する気にはならなかっただろう、という感じの作品でもある。

原題の”ジャーロ”(イエロー)とは、かつてイタリアで黄色い表紙が多かった犯罪小説及びサスペンス・ホラー映画を差し、”臆病者”という意味もある。

主演のエイドリアン・ブロディは、小作にも拘らず手抜きのない演技で、母を殺人で殺された、心に深い傷を負う、猟奇殺人専門の捜査を担当する警部を熱演している。

親子ほど年の違うロマン・ ポランスキーと若くして結婚して現在に至る、妹を誘拐される女性を演ずるエマニュエル・セニエ、その妹エルサ・パタキー、主人公の過去を知る警部ロバート・ミアノ、誘拐されて殺されるロシア人学生シルヴィア・スプロス、役人のルイス・モルテーニ、主人公の母を殺した肉屋の主人ジョゼッペ・ロコンソールなどが共演している。

犯人を演じているのは、メイクしているエイドリアン・ブロディで、クレジット表記では”Byron Deidra”となっているが、これは彼の名前のアナグラムである。


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