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緑の館 Green Mansions (1959)

1904年に発表された、博物学、そして鳥類学者でもあるウイリアム・ヘンリー・ハドスン同名小説を基に製作された作品。
逃亡の末にある集落に向かった革命家の青年と隣接する森に暮らす謎の女性との恋を描く。
主演オードリー・ヘプバーンの当時の夫メル・ファーラーが監督、アンソニー・パーキンスリー・J・コッブ早川雪洲ヘンリー・シルヴァ共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)

オードリー・ヘプバーン / Audrey Hepburn 作品一覧
オードリー・ヘプバーン / Audrey Hepburn / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:メル・ファーラー

製作:エドマンド・グレンジャー
原作:ウイリアム・ヘンリー・ハドスン
脚本:ドロシー・キングスレイ
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
編集:フェリス・ウェブスター
音楽
ブロニスラウ・ケイパー

エイトル・ヴィラ=ロボス

出演
リーマ:オードリー・ヘプバーン

エイベル:アンソニー・パーキンス
ヌーフロ:リー・J・コッブ
ルーニ:早川雪洲
クアコ:ヘンリー・シルヴァ

アメリカ 映画
配給 MGM

1959年製作 104分
公開
北米:1959年3月19日
日本:1959年5月20日
製作費 $3,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ベネズエラ
革命家の青年エイベル(アンソニー・パーキンス)は、首都カラカスから密林地帯に逃げ込む。

物資を調達して奥地に向かったエイベルは、現地民と出会い集落に案内される。

部族長ルーニ(早川雪洲)らの前で、延々と身の上を語り始めたエイベルは、自分が来た目的も話す。

夜になり、水も食料も与えられないまま、意識を失いそうになったエイベルの前に、言葉が話せる族長の息子クアコ(ヘンリー・シルヴァ)が現れる。

その後、友好的に扱われたエイベルは、金を探そうとしてクアコに探りを入れる。

しかしクアコは、金があると思われる森には、ルーニの命令でもあり、近づくなとエイベルに警告する。

それを無視して森に向かったエイベルは、誰かがいるような気配を感じ、水場の水面に浮かぶ女性(オードリー・ヘプバーン)の姿を見る。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
革命の地から逃れた青年エイベルは、密林地帯の現地人の集落に向かう。
族長ルーニの息子クアコは、隣接した森には近づくなと、エイベルに警告する。
それを無視して、森に向かったエイベルは女性の姿を見かけて集落に戻る。
クアコは、その女性に、兄が殺されたことをエイベルに伝え、彼女を殺すように命ずる。
森に向かったエイベルは、毒蛇に噛まれてしまい、その場に現れた女性に救われる。
その女性リーマは、祖父ヌーフロと暮らしていたが、回復したエイベルは、目的でもあった金が、近くにあることを察する。
その後エイベルは、美しくて神秘的な魅力のリーマに惹かれ、彼女も同じ思いを抱く。
やがてリーマは、あることをきっかけに、母と自分の生まれた村”リオラマ”の存在を知る。
集落に戻ったエイベルは、リーマを殺さなかったことでクアコに拘束される。
しかしエイベルは、その夜、集落を逃れて危機の迫る彼女の元に向かう・・・。
__________

オードリー・ヘプバーンの夫メル・ファーラーが、彼女のためにメガホンを取った作品で、公開当時30歳の彼女の、文字通り”妖精”のような美しさが際立つ作品。

人気絶頂のヘプバーンの透き通るような美しさは、野蛮な部族民と密林の自然の中で、芸術品のように光り輝いている。
また、お姫様のようなイメージの彼女が、今までにない役に挑戦したことも話題になった作品でもある。

前半の主人公アンソニー・パーキンスも、好奇心旺盛な青年を好演し、実力派のリー・J・コッブも、ヒロインの育ての親を重厚に演じている。

ブラジル出身の世界的作曲家、エイトル・ヴィラ=ロボスが音楽を担当しているのも注目。

ジョセフ・ルッテンバーグの、大自然を映し出す映像も美しい。

当時、既に70歳を過ぎていた日本人俳優の早川雪洲が部族長で、その息子役ヘンリー・シルヴァなどが共演している。


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