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フェイク・クライム Henry’s Crime (2010)

平凡な生活を送る冴えない男性がひょんなことから銀行強盗を思いつき大胆な人生を歩もうとする姿を描く、主演キアヌ・リーブスヴェラ・ファーミガジェームズ・カーン他共演、監督マルコム・ヴェンヴィルによるサスペンス・タッチの異色のラブ・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:マルコム・ヴェンヴィル

製作総指揮
スコット・フィッシャー
マーク・フィッシャー
サーシャ・ガヴァシ
製作
スティーヴン・ハメル
デヴィッド・ミムラン他
原案
スティーヴン・ハメル
サーシャ・ガヴァシ

脚本
サーシャ・ガヴァシ

デヴィッド・N・ホワイト
撮影:ポール・キャメロン

編集:カーティス・クレイトン
音楽:ブレイク・レイ

出演
ヘンリー・トーン:キアヌ・リーブス

ジュリー・イワノワ:ヴェラ・ファーミガ
マックス・サルツマン:ジェームズ・カーン
デビー・トーン:ジュディ・グリア
ダレク・ミロドラゴヴィッチ:ピーター・ストーメア
エディ・ヴァイブス:フィッシャー・スティーヴンス
ジョー:ダニー・ホック
フランク:ビル・デューク

アメリカ 映画
配給 Moving Pictures Film
2010年製作 107分
公開
北米:2011年4月8日
日本:2011年11月26日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $101,880
世界 $204,900


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク州バッファロー
ハイウェイの料金所で働くヘンリー・トーン(キアヌ・リーブス)は、看護師の妻デビー(ジュディ・グリア)と平凡な暮らしをしていた。

デビーはそんな生活にやや不満だったのだが、ある朝、ヘンリーは、訪ねてきた級友エディ・ヴァイブス(フィッシャー・スティーヴンス)に、気分が悪くなったジョー(ダニー・ホック)の代わりに野球に誘われる。

しかし、エディらは銀行を襲って逃亡し、車の運転を頼まれたヘンリーだけが、その場に居合わせた警備員のフランク(ビル・デューク)に取り押さえられる。

逮捕されたヘンリーは、仲間を裏切ることはせず黙秘した結局、懲役3年を言い渡される。

刑務所でヘンリーは、詐欺師のマックス・サルツマン(ジェームズ・カーン)と同房になる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
何の取り得もない平凡な男性ヘンリー・トーンは、妻デビーと共に惰性の毎日を送っていた。
そんなヘンリーはお人好しが祟り、悪友エディの企む銀行強盗に加担させられ、彼だけが逮捕され懲役刑となる。
同房の詐欺師で、刑務所生活を楽しむマックスに、様々な助言を受けたヘンリーは、その後、仮出所となる。
しかし妻デビーが、代わりに強盗に加担させられたジョーの子を身篭っていたため、ヘンリーは家を去る。
そんなヘンリーは、強盗に入った銀行の前で、女優のジュリーの車と接触する。
幸い怪我はなかったが、連れて行かれたカフェのトイレで、ヘンリーは、劇場と銀行が地下でつながっていることを知る。
思い立ったヘンリーは、つまらぬ人生を変えるために、マックスに助言を求め、出所した彼と大胆な銀行強盗計画を練る。
劇場に向ったヘンリーは、ジュリーが舞台の主演だと知り、やがて彼女に心を寄せるようになるのだが・・・。
__________

元々それほど派手さのないキアヌ・リーブスが、意外にも似合う冴えない男性を淡々と演じて、ベテランのジェームズ・カーンが、いい味を出して絶妙な雰囲気で絡む、楽しい仕上がりにはなっている。

しかし、個性派が揃う魅力的なキャスティングにも拘らず、拡大公開する気配もないというか、劇場公開されたとは言えない、最高で、わずか8館(北米)で上映されただけというのは残念だ。

コメディなので許せるが、白昼堂々と銀行強盗が入るような街のカフェのトイレに、銀行と劇場が、地下でつながっていたという新聞が貼ってあること自体にまず噴き出してしまう。

気の強い一本気な女優を演ずるヴェラ・ファーミガが、おっとりした主人公と、言葉巧みな老練詐欺師の間で、二人とは、また違ったキャラクターを熱演している。

主人公の妻役ジュディ・グリア、演出家役のピーター・ストーメア、主人公の悪友フィッシャー・スティーヴンス、同じくダニー・ホック、そして、強盗に加担する銀行の警備員でビル・デュークが登場する。


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