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マニアック Maniac (2012)

1980年に公開された「マニアック」のリメイク。
マネキンしか愛せない殺人鬼の青年の行動を描く、主演イライジャ・ウッドノラ・アルネゼデール他共演、監督フランク・カルフンによるスラッシャー・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:フランク・カルフン

製作
アレクサンドル・アジャ

トマ・ラングマン
ウィリアム・ラスティグ
製作総指揮
アントワーヌ・ドゥ・カゾット
ダニエル・ドゥリューム
アンドリュー・W・ガローニ
パヴリナ・ハトゥピス
アリックス・テイラー
原作:ジョー・スピネル

脚本
アレクサンドル・アジャ

グレゴリー・ルヴァスール
撮影:マキシム・アレクサンドル
編集:バクスター
音楽:ロブ

出演
フランク・ジトー:イライジャ・ウッド

アンナ・ダントニー:ノラ・アルネゼデール
リタ:ジャン・ブロバーグ
ジュディ:リアーヌ・バラバン
アンジェラ・ジトー:アメリカ・オリーヴォ
マーティン・ヌニェス:ジョシュア・デ・ラ・ガルザ
ジェナ:モルガンヌ・スランプ
警察長:サル・ランディ

ジェシカ:ジュヌヴィエーヴ・アレクサンドラ
ジェイソン:サミ・ロティビ
ルーシー:ミーガン・ダフィ

フランス/アメリカ 映画
配給 IFC Midnight

2012年製作 89分
公開
フランス:2013年1月2日
北米:2013年6月21日
日本:2013年6月1日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $31,080


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロサンゼルス
夜遊びから戻った女性ジュディ(リアーヌ・バラバン)は、部屋で襲われて頭皮を剥がされる。

両親のマネキン店を継いだ修復士フランク・ジトー(イライジャ・ウッド)は、出会い系サイトで知り合ったルーシー(ミーガン・ダフィ)と食事をする。

誘われてルーシーの部屋に向かったフランクは迫られ、彼女を絞殺して頭皮を剥ぎ取る。

帰宅したフランクは頭皮をマネキンに被せて、名前を付けた他のマネキンに語りかける。

マネキンに無視されたと思い込むフランクは、怒りを露わにする。

ある日、店内を撮影しようとしていたカメラマンのアンナ・ダントニー(ノラ・アルネゼデール)に気づいたフランクは、シャッターを開けて彼女の要望に応える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
青年フランク・ジトーは、ドラッグや男に溺れながら亡くなった母親の思い出がトラウマとなり、女性を愛せずに孤独な生活を送っていた。
家業を継ぎマネキンの修復をするフランクは、女性を殺害して頭皮を剥ぎ、それをマネキンに被せ愛情を注ぎこんでいた。
そんなフランクの元にフランス人カメラマンのアンナが現れ、写真の個展のための協力を求める。
フランクはそれを受け入れ、アンナと親交を深めるのだが、同時に女性を物色して殺人を犯す。
アンナに恋人がいることを知ったフランクは、それを気にする。
フランクは、アンナの個展が開催されたために出席するが、周囲の自分に対する異常なまでの視線に動揺し、再び女性を襲う・・・。
__________

ゴッドファーザー」や「ロッキー」シリーズ、「タクシードライバー」(1976)の出演で知られる個性派スター、ジョー・スピネルが原作、製作総指揮と脚本を担当して主演した「マニアック」のリメイク。

好みの問題だが、このようなホラー映画が苦手な者にとっては少々きつい作品で、気分が悪くなってしまう方も多いはずだ。

オカルトとは違う”切り裂き魔”を主人公にした内容のため、おぞましい映像に目を覆いたくなる。

殺人鬼の主人公の目線で場面を追っていく映像に注目で、その描写になると恐怖が迫るという効果など工夫が見られる。

童顔でいつまでも少年のようであった、主演の猟奇殺人犯イライジャ・ウッドは、翌年の「スティーラーズ」(2013)でも異様な雰囲気の女性誘拐犯を演じ、これがまた意外にも適役で本作共に熱演を見せる。

クライマックスで主人公が言うように、側にいて欲しかっただけだったことが理解されず犠牲者となるノラ・アルネゼデール、彼女の師、アート・ディレクターで犠牲者のジャン・ブロバーグ、同じく犠牲者リアーヌ・バラバンミーガン・ダフィ、主人公の母親アメリカ・オリーヴォ、ヒロインの隣人役のジョシュア・デ・ラ・ガルザ、警察長サル・ランディなどが共演している。


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