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マイ・ガール My Girl (1991)

自分の誕生で母を亡くした少女のひと夏の経験を通した心の成長を描く、製作ブライアン・グレイザー、監督ハワード・ジーフ、主演ダン・エイクロイドジェイミー・リー・カーティスアンナ・クラムスキーマコーレー・カルキングリフィン・ダン他共演の心温まるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(家族愛)


スタッフ キャスト ■
監督:ハワード・ジーフ

製作:ブライアン・グレイザー
製作総指揮:デヴィッド・T・フレンドリー
脚本:ローリス・エレワニー
撮影:ポール・エリオット
編集:ウェンディ・グリーン・ブリックモント
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
ダン・エイクロイド:ハリー・サルテンファス
ジェイミー・リー・カーティス:シェリー・デヴォート
アンナ・クラムスキー:ヴェーダ・マーガレット・サルテンファス
マコーレー・カルキン:トーマス・J・セネット
グリフィン・ダン:ジェイク・ビクスラー
リチャード・メイサー:フィル・サルテンファス
アン・ネルソン:祖母
グレンダ・チズム:スーザン・セネット
アンソニー・ジョーンズ:アーサー

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1991年製作 102分
公開
北米:1991年11月27日
日本:1992年3月
製作費 $16,500,000
北米興行収入 $59,847,240


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1972年、ペンシルベニア州、マジソン
葬儀社を経営するハリー・サルテンファス(ダン・エイクロイド)の一人娘ヴェーダ(アンナ・クラムスキー)は、自分の出産で母を亡くしていた。

ヴェーダは、いつも病気にかかることを心配し死を恐れ、友達も内気なトーマス・J・セネット(マコーレー・カルキン)しかいなかった。

ある日、ハリーの出した美容師募集の広告を見た独身女性シェリー・デヴォート(ジェイミー・リー・カーティス)が訪ねて来る。

シェリーは美容師のつもりで来たのだが、仕事欲しさに、遺体のメイクも引き受けることをハリーに告げ採用される。

ヴェーダは、トーマス・Jといつも行動を共にしていたのだが、学校の担任ジェイク・ビクスラー(グリフィン・ダン)に恋をしていた。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
葬儀社を経営するハリー・サルテンファスの一人娘ヴェーダは、自分の出産で母を亡くし、多感だが死を恐れている少女だった。
ある日、美容師のシェリーが職を求め現われハリーに採用されるが、二人が急速に接近することにヴェーダは不安を感じる。
そして、父とシェリーが結婚することを知ったヴェーダは、唯一人の友人トーマス・Jを誘って家出してしまう。
愛や結婚について理解できないヴェーダは、新しい母親を受け入れる気持ちになれず困惑してしまう。
そんな時、親友トーマス・Jが不慮の事故で命を落としてしまい、ヴェーダの幼い心は悲しみに包まれる・・・。
__________

大人に成長しつつある11歳の少女と少年の友情や淡い恋、また心の動きを繊細に描いた、ブライアン・グレイザー製作、ハワード・ジーフ演出の感動作。

1994年、ほぼ同じスタッフ、キャストで続編「マイ・ガール2」が公開された。

カーペンターズや、オズモンド・ブラザースダニー・オスモンドのポスターがヴェーダの部屋には貼られ、随所で流れる音楽も含めて、1970年代初頭の雰囲気が良く出ている。
主人公らと同世代であり、同じ年代に育った自分にとっては、郷愁を誘う作品でもある。

そのこともあってか、トーマス・Jの葬儀あたりから、涙なくして観られれない。

町の診療医が、何のためらいもなくヴェーダの仮病を知りつつ診てあげたりするシーンなどは、のどかな田舎町らしさがでていてほのぼのする。

テンプテーションズの歌う主題歌”My Girl”他、清らかなジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽も素晴しい。

アメリカ映画の素晴しいところは、大予算の派手な作品だけでなく、このような地味な作品もきっちリと世に送り出すところだと思う。

芸達者な子役の二人を優しく見守る役として、大物スターのダン・エイクロイドジェイミー・リー・カーティスを起用ししているところからも、手抜きのない作品だと分かる。

2人は、本作の8年前に「大逆転」(1983)でも共演しているが、特に2年前の秀作「ドライビング Missデイジー」(1989)でアカデミー助演賞にノミネートされたダン・エイクロイドが、再び演技者としての実力を見せてくれる。

主人公ヴェーダを演ずるアンナ・クラムスキーは、母を自分の出産で亡くし、死を恐れる幼い少女の心の動きを見事に演じ大絶賛された。
その後、学業に専念し脚光を浴びるような作品には出演していないのが残念だ。

一方、翌年の大ヒット作「ホーム・アローン」(1992)で大ブレイクするマコーレー・カルキンも内気な少年を好演し、その才能の片鱗を見せてくれる。

主人公が憧れる教師グリフィン・ダン、主人公の伯父リチャード・メイサー、祖母役のアン・ネルソン、トーマス・J(M・カルキン)の母親グレンダ・チズム、葬儀社の使用人アンソニー・ジョーンズなどが共演している。


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