ニューヨーク・ミニット New York Minute (2004)

ロクシーの行く場所をジャスティンから聞き出そうとしたマックスだったが、それを知ることはできなかった。

電車でニューヨークに向かう姉妹だったが、ビジネスマン風の男性ハドソン・マッギル（ダレル・ハモンド）に迷惑をかけて騒ぎを起こし、ロクシーは無賃乗車だったために車両から降ろされる。

ジェーンもチケットが見つからずに降ろされてしまい、ジェームズ”ジム”（ライリー・スミス）の自転車のペダルにスカートが引っかかってしまう。

それを外したジェーンは、電車に乗るジムに惹かれつつ別れる。

ジェーンはロクシーを非難し、次の電車が3時間後だと知る。

タクシーにも乗れないロクシーは、その場にいた怪しい男が、バックに何かを入れたことにも気づかない。

男は捜査官らしき者達に逮捕され、それを監視していたベンジャミン”ベニー”バング（アンディ・リクター）はロクシーに近づく。

ベニーのリムジンに乗せてもらえることになったロクシーは、それをジェーンに伝える。

養母”ママ”に連絡したベニーは、マイクロチップを早く届けるよう指示される。

マンハッタンに着いたジェーンとロクシーはリムジンに閉じ込められるが、サンルーフから脱出して地下鉄に向かう。

追ってきたベニーに襲われた二人はだったが、彼を叩きのめしてその場から逃れる。

ホームレスの酒と車の跳ね水を浴びてしまったジェーンは、ある店のトイレで着替えようとする。

自宅に電話したロクシーは、留守電メッセージでロマックスが自分を捜していることに気づく。

着替えることもできず、財布やスケジュール表もリムジンに落としたことに気づいたジェーンは、全てロクシーのせいだと言って非難する。

スケジュール帳がないと何もできないと言うジェーンに喝を入れたロクシーは、スピーチまで４時間半あったためにホテルに向かう。

ママの元に戻ったベニーは、海賊版ＣＤが作れるチップが数百万ドルの価値があると言われ、ジェーンのスケジュール帳に気づく。

スイートルームからアン・リプトン上院議員（アンドレア・マーティン）が出た後に、部屋に侵入したジェーンとロクシーは、その場で着替えようとする。

ベニーからの電話を受けたジェーンは、チップを返せと言われる。

チップを確認したロクシーは、アンの息子トレイ（ジャレッド・パダレッキ）が現れたため驚く。

シャワーを浴びて部屋に入って来たジェーンも驚き、スケジュール帳とチップを交換すると言われたトレイは、何の話か理解できずに戸惑う。

ところが、チップを愛犬が食べてしまい、トレイは母アンから部屋に戻るという電話を受けて焦ってしまう。

ジェーンとロクシーは、犬にチップを吐き出させようとするが、トレイが犬を窓の外に投げてしまう。

犬を捕まえようとしたジェーンとロクシーは、窓の外に出る。

宿泊客だったハドソンは、窓の外に現れたジェーンとロクシーに驚く。

戻って来たアンは愛犬を捜すが、汚れていたので美容室に連れて行ったとトレイに言われる。

窓の清掃用コンテナで犬を捕まえたジェーンとロクシーは、それが降下しゴミの上に落下してしまう。

ジェーンとロクシーは、タオルとタオルケット姿のままで街に出たため、人々の注目を浴びる。

メッセンジャーのジムと激突してしまったジェーンは、再会を喜ぶ間もなく彼と別れた後、ロクシーと共にTシャツとスカートを手に入れる。

ロクシーと別れたジェーンは、犬を連れてベニーとの取引場所に向かう。

”シンプル・プラン”のPV撮影会場を監視するロマックスは、ロクシーが現れるのを待つ。

犬を捜さなくてはならないトレイはロクシーにも惹かれていたため、”シンプル・プラン”の会場の場所を調べてその場に向かう。

ホテルの前で待っていたベニーとリムジンに乗ったジェーンは、犬がチップを食べてしまったことを知らせる。

チップを手に入れようとしたベニーは犬に吐かれてしまい、ジェーンは犬を連れてその場から逃げる。

会場でトレイに出くわしたロクシーは、後で会うことを約束する。

その場に着いたジェーンはロクシーを捜す。

”シンプル・プラン”がステージに登場して演奏が始まり、ロマックスはロクシーを見つける。

隙を見て逃れ、ステージに向かったロクシーに声をかけたジェーンもその場に上がる。

ベニーも現れ、ロクシーはロマックスから逃げるために、ジェーンと共に観客に向かってダイブして支えられる。

ロマックスもダイブするが、地面に落下してしまう。

ロクシーと犬を捜すトレイは、ベニーに声をかけられてリムジンに向かう。

ロマックスに追われたロクシーとジェーンは路上のテントに隠れようとするが、工事中ので開いていたマンホールから下水に落下してしまう。

何年もまともに話していなかったものの、今日のような姉妹の関係を求めていたことをロクシーはジェーンに伝える。

それに同意したジェーンは、ロマックスが不登校生の取締官で、何年も追われていることをロクシーから知らされる。

マンホールを眺めるロマックスは、下水がハーレムに向かっていることを知る。

ジェーンの電話番号を聞いていたジムは、彼女に電話してメッセージを残す。

ハーレム。
地上に出たジェーンとロクシーは、ビッグ・シリル（メアリー・ボンド・デイヴィス）の美容院で彼女に気に入られ、セクシーに変身する。

店を出たジェーンはベニーからの電話で、ボーイフレンドを人質に取っていると言われる。

ボーイフレンドはいないと言うジェーンに苛立つベニーは、直ぐに”タイムズスクエア”に来なければ、スケジュール帳を燃やすと言って脅す。

ロマックスに気づいたロクシーとジェーンは、ビッグ・シリルに愛車のタクシーを借りてその場から逃げる。

その場にいた夫婦からキャンピングカーを借りたロマックスは二人を追う。

ロクシーは、運転するジェーンが無免許だと知り、タクシーだと思って乗車してきたハドソンに驚く。

ジェーンは狭い路地にバックで入り、ロマックスは強引にそれを追ったため、車が挟まってしまう。

再び起きた災難を嘆くハドソンは、車から降りる。

タイムズスクエア。
母が亡くなってからの生き方で口論になったジェーンとロクシーは、互いを認められずに別れる。

それでもロクシーを思うジェーンだったが、ベニーに拘束されて連れ去られる。

ロクシーはリムジンのスケジュール帳を見つけ、トランクに閉じ込められていたトレイを助ける。

ジェーンが心配なロクシーはトレイに協力を求め、スピーチ会場のコロンビア大学に向かう。

チャイナタウン。
ベニーは犬を相手にチップを手に入れようとする。

ジェーンは、チップを利用して海賊版のDVDやCDを作ろうとしていることに気づく。

ベニーを叩きのめしたジェーンは犬を連れてその場から逃れ、出くわしたジムの自転車でコロンビア大学に向かう。

ジェーンに扮してスピーチをしようと考えたロクシーは、トレイにキスされて励まされる。

客席に向かったトレイはアンがいたために驚き、母が今回の奨学金の理事長だと知る。

ロクシーはジェーンとして紹介されるが、その場にいたハドソンは驚く。

緊張するロクシーは、スケジュール帳から落ちたスピーチの原稿に気づかず壇上に上がる。

ハドソンがその場にいたため焦るロクシーは、彼にスピーチするよう言われる。

原稿がないことに気づいたロクシーは、仕方なく経済についてのスピーチを始める。

ジェーンとジムも会場に到着し、ロクシーは彼女を紹介する。

アンは、ジェーンが愛犬を抱いていたために驚き、トレイは美容室から帰ったののだろうと伝える。

ジェーンはスピーチを始めようとするが、そこにロマックスが現れてロクシーを連行すると言い出し、ベニーが犬を奪おうとしたため、アンがそれを阻止しようとする。

ロマックスを警官だと思ったアンは、ベニーに奪われた愛犬を取り戻すよう指示する。

奨学金制度の審査員積のハドソンは、ステージの混乱を鎮める。

ジェーンが事態の説明を始め、偽造コピー犯罪組織のベニーから自分達を守るため、ロマックス刑事が捜査を進めていたことをアンに伝える。

ロマックスはヒーローとなったために、ロクシーを責められなくなる。

その場を去ろうとしたジェーンは、ハドソンに呼び止められてスピーチの件を聞かれる。

奨学金を得るために努力してきたが、それ以上のものを得たとジェーンは答え、ロクシーの手を取りステージを降りる。

ジェーンはロクシーに謝罪し、久し振りに一緒に過ごせたことが嬉しかったことを伝え、二人の心は通じ合う。

会場の外でジムに再会を約束したジェーンは、ハドソンに声をかけられる。

自分の財団が奨学金を運営していることをジェーンに伝えたハドソンは、拾ったスピーチの原稿を読んだ結果、彼女をオックスフォード大学に留学させることを決めたことを伝える。

喜ぶジェーンはロクシーと抱き合う。

その夏。
ロクシーは、バンドと共にレコーディングをする。

その場にいたジェーンは、現れたジムもイギリス留学を決めたことを知り喜ぶ。

デモテープによりプロデューサーになったジャスティンに、トレイはロクシーのバンドを売り込む相談をする。

そこに警察官になれたロマックスが現れるが、ロクシーに会いサインをもらいに寄っただけだと伝える。

そして、ロクシーのバンドはレコーディングを再開する。