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夜の道 Night Passage (1957)

元鉄道保安員が労働者の給料を運ぶ仕事を依頼され弟が加わる強盗団一味と戦う姿を描く、主演ジェームズ・スチュワートダン・デュリエオーディ・マーフィダイアン・フォスター他共演、監督ジェームズ・ニールソンによる西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

ジェームズ・スチュアート / James Stewart / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ジェームズ・ニールソン

製作:アーロン・ローゼンバーグ
原作:ノーマン・A・フォックス
脚本:ボーデン・チェイス
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
編集:シャーマン・トッド
音楽:ディミトリ・ティオムキン

出演
グラント・マクレーン:ジェームズ・スチュワート

リー”ユティカ・キッド”マクレーン:オーディ・マーフィ
ホワイティ・ハービン:ダン・デュリエ
シャーロット・ドリュー:ダイアン・フォスター
ヴェルナ・キンボール:エレイン・スチュアート
ジョーイ・アダムス:ブランドン・デ・ワイルド
ベン・キンボール:ジェイ・C・フリッペン
ジェフ・カース:ヒュー・ボーモント
ウィル・レナー:ハーバート・アンダーソン
ヴィットル:オリーヴ・ケリー
コンチョ:ロバート・J・ウィルキ
ショットガン:ジャック・イーラム

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

1957年製作 90分
公開
北米:1957年7月24日
日本:1957年9月17日
北米興行収入 $2,600,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
コロラド州。
山間の鉄道工事現場の終点に着いたグラント・マクレーン(ジェームズ・スチュワート)は、現場主任に頼まれて、持参したアコーディオンを弾く。

工事に従事する労働者達は、ホワイティ・ハービン(ダン・デュリエ)率いる強盗団に、度々給料を奪われて苛立っていた。

かつてのボスである、鉄道会社のベン・キンボール(ジェイ・C・フリッペン)が会いたがっていることを知ったマクレーンはジャクソン・シティに向かう。

途中ヴィットル(オリーヴ・ケリー)という威勢のいい婦人に出くわしたマクレーンは、鉱脈工事でできた近道を教えてもらう。

その後マクレーンは、少年ジョーイ・アダムス(ブランドン・デ・ワイルド)に襲いかかろうとしていた男コンチョ(ロバート・J・ウィルキ)を叩きのめす。

ジャクソン・シティ。
食堂に寄ったマクレーンは、弟のユティカ・キッド(オーディ・マーフィ)の恋人シャーロット・ドリュー(ダイアン・フォスター)に会い、弟のことを聞いてキンボールの元に向かう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
今はアコーディオン弾きで小銭を稼ぐ元鉄道保安員のグラント・マクレーンは、かつてのボス、キンボールに呼ばれる。
ホワイティ率いる強盗団に、何度も鉄道作業員の給料を奪われていたキンボールは、1万ドルをマクレーンに預けて汽車に乗るよう指示する。
5年前に、一味に加わっていた弟ユティカを逃がしたため、保安員を辞めたマクレーンだったが仕事を受けて汽車に乗る。
計画通り汽車を襲ったホワイティ一味だったが、現金は見つからず、キンボールの妻ヴェルナが人質に取られる。
一味から逃げてきた、少年ジョーイの靴の箱に現金を隠したマクレーンは痛めつけられるものの、ホワイティらを追い金鉱の町ペイ・ロードに向かう・・・。
__________

1956年に発表された、ノーマン・A・フォックスの著書”Night Passage”を基に製作された作品。

言わずと知れた名コンビのアンソニー・マンジェームズ・スチュワートの作風を連想させる作品。
二人の作品として企画されたものの、オーディ・マーフィのキャスティングなどをめぐる意見の不一致で、アンソニー・マンは手を引いたという経緯がある。

兄弟愛、列車強盗、銃撃戦に美しい女性と、西部劇の醍醐味を楽しめるドラマとして見応えある作品に仕上がっている。

線が細く温厚そうに見える主演のジェームズ・スチュワートは、どの作品でもそうだが、芯が強く我を通す結構頑固な男の役が多い。
今回も、強盗一味を倒すことよりも、弟を改心させようとすることだけを考える、男気のある人物を好演している。
また、ジェームズ・スチュワートは、作品内でアコーディオンを巧みに操り歌まで披露してくれる。

ファンならば直ぐに分かるであろう、ディミトリ・ティオムキンの独特の音楽も印象に残る。

強盗一味に加わっているものの、元は善人の心を失っていないことが窺い知れる、小柄ながら画面に栄える主人公の弟オーディ・マーフィ、強盗団のリーダー役ダン・デュリエ、ユティカ(A・マーフィ)を愛するダイアン・フォスター、鉄道会社のジェイ・C・フリッペンの妻エレイン・スチュアート、なかなか印象深い少年役を演ずる、「シェーン」(1953)と同じ役名のブランドン・デ・ワイルド、鉄道会社のヒュー・ボーモントと裏切り者ハーバート・アンダーソン、男勝りの婦人を演ずる、故ハリー・ケリー夫人のオリーヴ・ケリー、強盗一味役のロバート・J・ウィルキジャック・イーラムなどが共演している。


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