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ナインハーフ Nine 1/2 Weeks (1986)

欲望に身を任せる男女の9週間半を描く、監督エイドリアン・ラインミッキー・ロークキム・ベイシンガー共演の官能的ラブ・ストーリー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト
監督:エイドリアン・ライン
製作総指揮
キース・バリッシュ

フランク・コニグスバーグ
製作
アンソニー・ルーファス=アイザック

マーク・ダモン
ザルマン・キング
原作:エリザベス・マクニール/イングボーグ・デイ9½ Weeks
脚本
パトリシア・ルイジアナ・ノップ

ザルマン・キング
撮影:ピーター・ビジウ
編集
カロライン・ビガースタッフ

エド・ハンセン
トム・ロルフ
マーク・ウイニッキー
音楽:ジャック・ニッチェ
主題歌”I Do What I Do

出演
ジョン・グレイ:ミッキー・ローク
エリザベス・マクグロウ:キム・ベイシンガー
モリー:マーガレット・ホイットン
ハーヴェイ:デヴィッド・マーギュリーズ
ファンズワース:ドワイト・ワイスト
シア:クリスティーン・バランスキー
スー:カレン・ヤング
ブルース:オレク・クルパ

パーティのゲスト:ロン・ウッド

アメリカ 映画
配給
MGM(北米)
20世紀FOX(世界)
1986年製作 117分
公開
北米:1986年2月21日
日本:1986年4月26日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $5,317,870
世界 $6,734,840


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨークソーホー
アートギャラリーに勤める離婚歴のあるエリザベス・マクグロウ(キム・ベイシンガー)は、その日の仕事を終えて、同僚でルームメイトのモリー(マーガレット・ホイットン)と共に、チャイナタウンの食品店で買い物をする。

そこに現れたウォール街のトレーダーであるジョン・グレイ(ミッキー・ローク)に見つめられたエリザベスは、彼に惹かれてしまう。

店を出てタクシーを拾おうとしたエリザベスは、カファにいたジョンが気になる。

数日後、野外マーケットで再会したジョンとエリザベスは食事をする。

店を出たジョンは、マーケットでエリザベスが買うか迷った高級スカーフをプレゼントする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想
*(簡略ストー リー)
ニューヨークソーホー
アートギャラリーで働く離婚経験のあるエリザベス・マクグロウは、ウォール街のトレーダーであるジョン・グレイに出会う。
ジョンに惹かれたエリザベスは、彼と再会して食事に誘われる。
その後、いきなり肉体関係を求める素振りを見せるジョンに戸惑い、エリザベスはその場を去る。
後日、ジョンから花束を受け取ったエリザベスは、彼と会って楽しい時を過ごし、そして二人は愛し合う。
二人は親交を深めるものの、ジョンは自分についてを一切語らず、エリザベスに対する刺激への要求がエスカレートしていく・・・。
__________

エリザベス・マクニール/イングボーグ・デイの小説”9½ Weeks”基に製作された作品。

センセーショナルな大ヒット官能サスペンス「危険な情事」(1987)を翌年に控えていたエイドリアン・ラインの監督作品で、本作での作風と描写は同作に引き継がれることになる。

期待の新鋭であろ主人公二人を演ずるミッキー・ロークキム・ベイシンガーの共演にも拘らず、本作自体の評価は低く、興業的にも失敗に終ってしまった。

官能的なシーンが続く中で、ヒロインが、虚飾に満ちた世界を嫌う画家を訪ねるシーンで映し出される自然の中のショットは、美術絵画のように美しい。

怪しげな謎の男性を演ずるミッキー・ロークの魅力は注目で、その後、挫折を味う彼は別人のような容姿になってしまう。
その彼がハリウッドで復活をしたことを考えながら観ると、当時のことがより新鮮に思える。

愛欲の世界と本当の自分の人生を見つめようとする狭間で苦悩する女性を演ずるキム・ベイシンガーは、ラジー賞にノミネートされてしまうものの、結局は、本作の衝撃的とも言える大胆な演技が飛躍のきっかけとなった。

ヒロイン(キム・ベイシンガー)の同僚のマーガレット・ホイットンカレン・ヤング、アートギャラリーのオーナー、デヴィッド・マーギュリーズ、個展を開く画家ドワイト・ワイスト、ヒロインの友人役クリスティーン・バランスキー、ヒロインの元夫オレク・クルパ、そして、ローリング・ストーンズロン・ウッドがパーティーのゲストで一瞬登場する。


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