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ノー・エスケイプ No Escape (1994)

軍上官殺害の罪で投獄された男が孤島の囚人島に送られ残虐集団と刑務所長に立ち向かう姿を描く、監督マーティン・キャンベル、主演レイ・リオッタランス・ヘンリクセンケヴィン・ディロンアーニー・ハドソ他共演のSFアクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:マーティン・キャンベル

製作総指揮:ジェイク・エバーツ
製作:ゲイル・アン・ハード

原作:リチャード・ハーレー”The Penal Colony”
脚本
マイケル・ゲイリン
ジョエル・グロス
撮影:フィル・メヒュー

編集:テリー・ローリングス
音楽:グレアム・レヴェル

出演
ロビンス:レイ・リオッタ

ファーザー:ランス・ヘンリクセン
マリク:スチュアート・ウィルソン
刑務所長:マイケル・ラーナー
ケーシー:ケヴィン・ディロン
ホーキンス:アーニー・ハドソン
ダイサート:ジャック・シェパード
ステファノ:ケヴィン・J・オコナー
キング:イアン・マクニース
キリアン:ドン・ヘンダーソン

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1994年製作 118分
公開
北米:1994年4月29日
日本:1995年2月
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $15,340,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
2022年。
国際刑務所は民営化され、囚人達を利用して大きな利益を生むビジネスとなっていた。

レビ:第6重罪刑務所。
上官を殺した権力を憎む元海軍大佐ロビンス(レイ・リオッタ)が、所長(マイケル・ラーナー)の元に連行される。

所長の忠告に聞く耳を持たず、敵意を見せたロビンスは看守達に袋叩きに遭った末に、本土から320キロ離れた孤島”アブソロム”に流刑となる。

脱出不可能なアブソロムに置き去りにされたロビンスは、
リーダーのマリク(スチュアート・ウィルソン)が率いる、囚人集団”アウトサイダー”に捕らえられてしまう。

ロビンスは、集団の前で甚振られそうになるが、隙を見て逃亡する。

追っ手を次々と倒したロビンスだったが、矢を受けて崖下の川に転落してしまう。

文明社会を作り生活する、”インサイダー”の警備担当であるホーキンス(アーニー・ハドソン)らに助けられたロビンスは、リーダーのファーザー(ランス・ヘンリクセン)に、仲間に入ることを勧められる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
2022年。
国際刑務所は民営化され、囚人達を利用して利益を生むビッグ・ビジネスとなっていた。
上官を殺してしまった、権力を憎む元海軍大佐のロビンスは、第6重罪刑務所に送り込まれる。
ロビンスは、所長に反抗したために痛めつけられ、本土から遠く離れた孤島”アブソロム”に流刑となる。
置き去りにされたロビンスは、リーダーであるマリク率いる囚人集団”アウトサイダー”に捕らえられてしまう。
隙を見て逃亡したロビンスは、文明社会を作り生活を続ける”インサイダー”のリーダー、ファーザーと出会い親交を深めながら脱獄のチャンスを窺うのだが・・・。
__________

B級映画的な感じはするものの、その後に007シリーズの「ゴールデンアイ」(1995)や、「カジノ・ロワイヤル」(2006)などで実力を発揮するマーティン・キャンベルらしい、切れのいい演出とアクション、さらにアドベンチャー的要素も網羅された見応えある作品。

流刑の孤島の舞台設定、文明社会を築く囚人達が、指導者の下で統制と分業化が成されているところや、対照的な野蛮人との勇気ある戦いなど、見せ場も多く十分楽しめる。

野性味があるわけではないが、元軍士官らしい知性も感じさせながら、”ランボー”のような活躍を見せる主人公レイ・リオッタのタフガイ振りも見もので、権力や支配者に全く怯まない、男らしい姿は痛快でもある。

文明的村落の指導者として、元医師らしい思慮深さと実行力を兼ね備え、存在感ある演技が印象的なランス・ヘンリクセン、残虐囚人集団のリーダー、スチュアート・ウィルソン、主人公の勇敢さに憧れる青年のケヴィン・ディロン、警備主任のアーニー・ハドソン、製造屋のジャック・シェパード、調達屋ケヴィン・J・オコナー、所長のスパイ、イアン・マクニース、そして悪徳刑務所所長マイケル・ラーナーなどが共演している。


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