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シャドー・ダンサー Shadow Dancer (2012)

最愛の息子と別れるか家族や仲間の行動をスパイするか究極の選択を迫られたIRA女性活動家の苦悩を描く、主演アンドレア・ライズボロークライヴ・オーウェンジリアン・アンダーソン他共演、監督ジェームズ・マーシュによるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:ジェームズ・マーシュ

製作
クリス・コーエン

アンドリュー・ロウ
エド・ギニー
製作総指揮
ジョー・オッペンハイマー

ノーマン・メリー
トム・ブラッドビー
ブラヒム・シウア
ヴァンサン・マラヴァル
リタ・ダゲール
原作:トム・ブラッドビー”Shadow Dancer”
脚本:トム・ブラッドビー

撮影:ロブ・ハーディ
編集:ジンクス・ゴッドフリー
音楽:ディコン・ハインクリフェ

出演
コレット・マクビー:アンドレア・ライズボロー

マック:クライヴ・オーウェン
ケイト・フレッチャー:ジリアン・アンダーソン
コレットの母親:ブリッド・ブレナン
ジュリー・マクビー:エイダン・ギレン
コナー・マクビー:ドーナル・グリーソン
ケヴィン・モルヴィル:デヴィッド・ウィルモット
ブレンダン:マーティン・マッキャン

イギリス/アイルランド 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2012年製作 101分
公開
イギリス:2012年8月24日
アイルランド:2012年8月24日
北米:2013年4月5日
日本:2013年3月16日
北米興行収入 $100,620
世界 $419,950


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1973年、北アイルランドベルファスト
家族がIRAのメンバーである少女コレットは、北アイルランド問題の犠牲となった弟の死を悲しむ。

1993年、ロンドン
IRAの活動に身を投じていたコレット・マクビー(アンドレア・ライズボロー)は、地下鉄で爆破テロ未遂事件を起こして逮捕される。

ホテルの一室に連行されたコレットは、MI5(イギリス情報部保安局)捜査官マック(クライヴ・オーウェン)の尋問を受ける。

コレットは、息子と別れて拘留されるか、同じ活動家である兄ジェリー(エイダン・ギレン)らを裏切り情報提供者となるかの選択を迫られる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1993年、ロンドン
北アイルランド問題の犠牲となり、かつて弟を失ったコレット・マクビーは、IRAの活動家に身を投じていた。
地下鉄爆破テロ未遂の容疑で逮捕されたコレットは、MI5(イギリス情報部保安局)捜査官マックの元に連行される。
コレットは、息子と別れるか家族や仲間の情報を提供するかの選択を迫られる。
仕方なく密告者を選んだコレットはベルファストに戻り、弟コナーが計画する刑事襲撃事件に加担しながら、その情報をマックに流す。
コレットは、組織のリーダー、ケヴィンに疑われながら、情報を提供するしかない苦悩の日々が続く。
マックは、もう一人の密告者がいることに気づき、命の危険にさらされているコレットを救おうとするのだが・・・。
__________

トム・ブラッドビーの小説”Shadow Dancer”を、彼自身が脚色して製作された作品。

当事国で、北アイルランド問題が、一家族や幼い子供にまで深く関わっていることを痛感させられる、重苦しい雰囲気に終始する作品。

スペシャリストが計画するスパイ活動にしては、やや隙があるようにも感じる脚本だが、実際の諜報活動とはこんなものなのかもしれないとも思える。

考えが浅い日本人は、スパイと聞けばタキシードを着てカジノにでも出現すると思っているのかもしれないが、誰の目から見ても平凡に見える人物が、諜報活動をしている現実などを知らねばいけない時期に来ているのではないだろうか。

サスペンスのように宣伝をされている作品だが、反英活動やテロ行為を一つのテーマにしているだけで、母親である女性の苦悩をひたすら描くドラマとして見応えはある。

近年、活躍が目立つ、一貫して苦悩の表情で通す辛い立場の女性活動家を演ずるアンドレア・ライズボローは、実力を兼ね備えた次代を担う女優として注目したい一人だ。

主人公を操るものの感情移入してしまうMI5捜査官クライヴ・オーウェン、現地支部の同僚ジリアン・アンダーソン、主人公の母役ブリッド・ブレナン、兄弟エイダン・ギレンドーナル・グリーソン、活動家のリーダー、デヴィッド・ウィルモット、活動家のマーティン・マッキャンなどが共演している。


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