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サイン Signs (2002)

妻の事故死で神を信じられなくなった元牧師一家が襲い掛かる異星人の恐怖に立ち向かう姿を描く、製作、監督、脚本、出演M・ナイト・シャマラン、主演メル・ギブソンホアキン・フェニックスローリー・カルキンアビゲイル・ブレスリンチェリー・ジョーンズ共演のミステリー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:M・ナイト・シャマラン

製作総指揮:キャスリーン・ケネディ
製作
M・ナイト・シャマラン

フランク・マーシャル
サミュエル・マーサー
脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:タク・フジモト
編集:バーバラ・テュライヴァー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
グラハム・ヘス:メル・ギブソン

メリル・ヘス:ホアキン・フェニックス
モーガン・ヘス:ローリー・カルキン
ボー・ヘス:アビゲイル・ブレスリン
レイ・レディ:M・ナイト・シャマラン
キャロライン・パスキ:チェリー・ジョーンズ
コリーン・ヘス:パトリシア・カレンバー

アメリカ 映画
配給 ブエナビスタ
2002年製作 106分
公開
北米:2002年8月2日
日本:2002年9月21日
製作費 $72,000,000
北米興行収入 $227,965,700
世界 $408,247,920


ストーリー ■
ペンシルベニア州、バックス郡フィラデルフィア近郊。
交通事故で最愛の妻を亡くし、神を信じることが出来なくなったグラハム・ヘス(メル・ギブソン)は、牧師を辞めて農夫となり、弟メリル(ホアキン・フェニックス)と、幼い子供達モーガン(ローリー・カルキン)とボー(アビゲイル・ブレスリン)とで、郊外の農場に暮らしていた。
ある朝、トウモロコシ畑のミステリー・サークルに気づいたグラハムは、その夜、何者かを目撃し、メリルと共にそれを威嚇する。
その後、ミステリーサークルは、世界各地で確認され、やがてUFOも現れる。
異様な発信音を伴う、無言電話などを気にしたグラハムは、それが妻の事故死の原因を作った当事者レイ(M・ナイト・シャマラン)の仕業だと考え彼の家を訪ねる。
レイは、半年間、連絡も取らなかったことと事故のことを謝罪し、侵入者を捕らえたと言って立ち去ってしまう。
同じ頃、異星人の映像も公開され、家に現れたのがそれだと、グラハムはメリルに知らされる。
そして、信仰や奇跡などを信じられなくなっていたグラハムは、異星人の襲撃を受けるのだが、事故後の妻の最後の言葉が、今回の事件への啓示”サイン”だと気づく・・・。


解説 評価 感想 ■

シックス・センス」(1999)、「アンブレイカブル」(2002)と立て続けに大ヒットを続けたM・ナイト・シャマランの製作、監督、脚本、そして出演を兼ねる作品で、大スターのメル・ギブソンホアキン・フェニックスの共演も話題になった。

ミステリーでありながら、ユーモラスなシーンも随所に挿入されているのは、”家族の絆”を象徴的に描いているためである。

ミステリー・サークル、UFO、異星人など、別段、目新しい題材でもないのだが、上記のように、悲しみから立ち直れない元牧師が、家族の危機に直面しながら、亡くなった妻の言葉で、”信じる心”を取り戻して救われて一体となる姿は、実に感動的だ。

地味な作品の割には、製作費が7200万ドルかかっているのは、主演のメル・ギブソンの出演料とM・ナイト・シャマランの脚本料だけでその半分以上を費やしたためである。

北米のみで、約2億2800万ドルを記録した興行収入は、全世界では4億ドルを超す大ヒットとなった。

主演のメル・ギブソンは、ややオーバー・アクション気味に、切実な思いで日々を送る、悲しみを拭い切れない元牧師を熱演している。

元マイナーリーガーで、そのことによって、彼が家族を助けることになる、主人公の弟ホアキン・フェニックス、二人を圧倒するほどの名演を見せる、マコーレー・カルキンの実弟で、息子役のローリー・カルキン、そして、この後、天才子役として活躍を始める、撮影当時5歳でデビュー作となったアビゲイル・ブレスリンの表現力の素晴らしさ、というより自然さ、セリフのない時の彼女の表情なども注目だ。
主人公の妻(パトリシア・カレンバー)の事故死の原因を作る獣医M・ナイト・シャマラン、保安官のチェリー・ジョーンズなどが共演している。


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