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大いなる決闘 The Last Hard Men (1976)

恋人を殺したことで凶悪犯に恨まれる元保安官の戦いを描く、監督アンドリュー・V・マクラグレン、主演チャールトン・ヘストンジェームズ・コバーンバーバラ・ハーシー他共演の本格派西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト ■
監督:アンドリュー・V・マクラグレン

製作
ラッセル・サッチャー

ウォルター・セルツァー
原作:ブライアン・ガーフィールド
脚本:ガードン・トゥルーブラッド
撮影:デューク・キャラハン
編集:フレッド・A・チュラック
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
サム・バーゲイド:チャールトン・ヘストン

ザック・プロヴォ:ジェームズ・コバーン
スーザン・バーゲイド:バーバラ・ハーシー
ハル・ブリックマン:クリストファー・ミッチャム
シーザー・メネンデス:ホルヘ・リヴェロ
ウィル・ギャント:ジョン・クウェイド
マイク・シェルビー:ラリー・ウィルコックス
ノエル・ナイ:マイケル・パークス
ジョージョ・ウィード:タルマス・ラスラーラ
リー・ロイ・タッカー:ロバート・ドナー
ポーチュギー・シーラズ:モーガン・ポール

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1976年製作 97分
公開
北米:1976年6月1日
日本:1977年2月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1909年。
鉄道敷設工事に従事していた囚人、凶悪犯ザック・プロヴォ(ジェームズ・コバーン)は、隙を見て看守を殺し仲間達と共に逃亡する。

ウィル・ギャント(ジョン・クウェイド)、ジョージョ・ウィード(タルマス・ラスラーラ)、リー・ロイ・タッカー(ロバート・ドナー)、マイク・シェルビー(ラリー・ウィルコックス)、ポーチュギー・シーラズ(モーガン・ポール)、そしてシーザー・メネンデス(ホルヘ・リヴェロ)らと列車の冷蔵車に乗り込んだプロヴォは、自分を捕らえた元保安官サム・バーゲイド(チャールトン・ヘストン)への復讐を誓う。

トゥーソン
プロヴォらの逃亡を知ったバーゲイドは、保安官の職を譲ったノエル・ナイ(マイケル・パークス)に、母親が先住民である彼の残虐性などを伝え警戒させる。

...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
引退していた元保安官のサム・バーゲイドは、自分が逮捕して、その恋人まで殺したと思われている凶悪犯のザック・プロヴォの逃亡を知る。
プロヴォ一味を捕らえるため、先手を打っていたバーゲイドだったが、娘のスーザンが一味に誘拐されてしまう。
バーゲイドはプロヴォに誘き出されることになるが、スーザンの恋人ブリックマンの協力を得て一味に対抗する。
そして、最後の対決となった山肌で、プロヴォはスーザンを利用し、バーゲイドを誘き出そうとするのだが・・・。
__________

ブライアン・ガーフィールドの小説”Gun Down”を基に製作された作品。

ジョン・フォードジョン・ウェイン作品で御馴染みの名優ヴィクター・マクラグレンの息子で、既に実績十分だったアンドリュー・V・マクラグレンの演出と、当時のトップスター、チャールトン・ヘストンと個性派のジェームズ・コバーンという魅力的な顔合わせが話題になった正統派西部劇大作。

アメリカ建国200年を記念して製作されたれた作品でもあり、既に20世紀に入っていた時代背景の中で車が登場したり、冷蔵技術の発達を描写するシーンなどが興味深い。

その時代の流れと共に、衰えた体力などを強調する場面が多いチャールトン・ヘストンが、気力だけで敵に立ち向かう、勇ましくもあり頼りなくも見える姿が今一しっくりこない、やや消化不良的な後味の作品でもある。

それに対して、今回は完全な悪役ではあるが、いつもながらのシャープな演技で個性を発揮するジェームズ・コバーンの魅力が際立つ。

クライマックスでしかその二人は対面しないのだが、双方の駆け引きなどは面白い。

軽快な音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当している。

主人公の娘を印象的に演ずるまだ20代のバーバラ・ハーシー、見た目よりも勇敢なその恋人、ロバート・ミッチャムの息子クリストファー・ミッチャム、保安官マイケル・パークス、逃亡犯一味ホルヘ・リヴェロジョン・クウェイドラリー・ウィルコックスタルマス・ラスラーラロバート・ドナーモーガン・ポールなどが共演している。


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