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ナンバー23 The Number 23 (2007)

”23”という数字にとり憑かれた平凡な市民がある本の数字の秘密に翻弄され狂人と化していく様を描く、ジョエル・シュマッカーとジム・キャリーが組んだサミステリー・スペンス。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ジョエル・シュマッカー
製作
ボー・フリン
トリップ・ヴィンソン
製作総指揮
リチャード・ブレナー
マイク・ドレイク
トビー・エメリッヒ
キース・ゴールドバーグ
イーライ・リッチバーグ
ブルックリン・ウィーヴァー
脚本:ファーンリー・フィリップス
撮影:マシュー・リバティーク
編集:マーク・スティーヴンス
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演
ジム・キャリー:ウォルター・スパロウ/フィンガリング
ヴァージニア・マドセン:アガサ・スパロウ/ファブリツィア
ローガン・ラーマン:ロビン・スパロウ
ダニー・ヒューストン:アイザック・フレンチ/マイルズ・フェニックス
リン・コリンズ:ブロンドの女/ドブキンス夫人
ローナ・ミトラ:ローラ・トーリンズ
マーク・ペルグリノ:カイル・フィンチ
ポール・ブッチャー:ウォルター・スパロウ少年/フィンガリング少年
エド・ローター:セバスチャン神父

アメリカ 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ
2007年製作 98分
公開
北米:2007年2月23日
日本:2007年11月23日
製作費 $32,000,000
北米興行収入 $33,917,400
世界 $77,566,820


ストーリー ■
動物管理局に勤めるウォルター・スパロウ(ジム・キャリー)は、自分の誕生日に”ネッド”という犬を捕まえようとして墓地で逃げられてしまう。
その帰りにウォルターは、妻アガサ(ヴァージニア・マドセン)を古書店で見かけ、妄想小説家トプシー・クレッツの著書”ナンバー23”をプレゼントされる。
ウォルターは、興味本位でその本を読んでみると、物語の主人公の刑事フィンガリングの子供時代が、自分に似ていることに気づく。
そのことを、ウォルターはそれをアガサに信じてもらえないまま、さらに本を読み進める。
主人公フィンガリングが、自殺願望のある女性から聞かされた”23”という数字が気になるという物語なのだが、ウォルターは、自分の身の回りにある数字が、”23”なることに気づく。
アガサは、それをこじつけだと言い張るものの、息子ロビン(ローガン・ラーマン)はウォルターに同調する。
ウォルターの、”23”に対する思い入れは激しくなる一方で、大学教授アイザック(ダニー・ヒューストン)の助言にも彼を疑う。
そして、ウォルターは、ついにアガサを殺す幻覚も見て、彼は、家を飛び出してしまう・・・。


解説 評価 感想 ■

ベテランのジョエル・シュマッカーと、シリアスな演技に徹し、狂気の主人公を演ずるジム・キャリーの組み合わせが話題になった作品。

しかし、批評家の評価は最悪に近く、ジム・キャリー作品にしては、興行的にも失敗に終わった作品でもある。

北米興行収入 $33,917,400

世界 $77,566,820

オープニングで示される、世の中の出来事と”23”の関係は、こじつけにしか思えないが、ドラマが進むにつれ、それがどうでもよいことで、ある女性を殺した犯人を追及していくという、サスペンスに変わるところは面白味みがある。

”23”という数字がらみの実在するものを、よくこれだけ集めたもだと感心してしまう。現実と本の登場人物を演ずる俳優が同じなので、混乱するかと思いきや、凝った映像と演出で見事にそれをクリアにしている。

コメディアン以外の才能も、既に認められていた、ジム・キャリーの見せる狂気の演技は見ものではあるが、彼の持っているイメージは拭い切れないといった感じだろうか。

また、熱演しているにも拘らず、 周囲の予想通り、彼はラジー賞にノミネートされてしまう結果になった。

妻役のヴァージニア・マドセンは、大スターであるジム・キャリーに圧倒されるどころか、さすがに演技派らしく、存在感ある演技を見せてくれる。

主人公の息子ローガン・ラーマン、物語の中の女性リン・コリンズローナ・ミトラ、友人の大学教授ダニー・ヒューストン、1970年代に活躍したエド・ローターの出演は懐かしい。


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