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タイタニック Titanic (1997)

豪華客船”タイタニック”沈没の歴史的大惨事を描く、製作、監督、脚本、編集ジェームズ・キャメロン、主演レオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットキャシー・ベイツビル・パクストングロリア・スチュアートビリー・ゼイン他共演による、製作費2億ドルの巨費を投じた空前の超大作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)

レオナルド・ディカプリオ / Leonardo DiCaprio 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ジェームズ・キャメロン
製作
ジェームズ・キャメロン
ジョン・ランドー
脚本:ジェームズ・キャメロン
撮影:ラッセル・カーペンター
編集
ジェームズ・キャメロン
コンラッド・バフ

リチャード・A・ハリス
美術・装置
ピーター・ラモント
マイケル・D・フォード
衣装デザイン:デボラ・リン・スコット

音楽:ジェームズ・ホーナー
主題曲:セリーヌ・ディオンMy Heart Will Go On

出演
ジャック・ドーソン:レオナルド・ディカプリオ
ローズ・デウィット・ブケイター:ケイト・ウィンスレット
キャルドン・ホックリー:ビリー・ゼイン
マーガレット“モリー”ブラウンキャシー・ベイツ
ブロック・ラヴェット:ビル・パクストン
カルバート夫人:グロリア・スチュアート
ルース・デヴィット・ブケイター:フランシス・フィッシャー
エドワード・スミス船長:バーナード・ヒル
ブルース・イスメイジョナサン・ハイド
スパイサー・ラブジョイ:デビッド・ワーナー
トーマス・アンドリュースヴィクター・ガーバー
ファブリッツィオ・デ・ロッシ:ダニー・ヌッチ

リジー・カルバート:スージー・エイミス

アメリカ映画
配給
20世紀FOX(世界)
パラマウント・ピクチャーズ(北米)
1997年製作 194分
公開
北米:1997年12月19日
日本:1997年12月20日
製作費 $200,000,000
北米興行収入 $658,672,300
世界 $2,186,772,300


アカデミー賞 ■
第70回アカデミー賞
・受賞
作品・監督・撮影・編集・歌曲・作曲・衣裳デザイン・美術・視覚効果・音響効果・音響賞
・ノミネート
主演女優(ケイト・ウィンスレット
助演女優(グロリア・スチュアート
メイクアップ賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1996年。
トレジャー・ハンターのブロック・ラヴェット(ビル・パクストン)
は、北大西洋の海底3821mに沈む客船”タイタニック”を発見し、調査を始めていた。

しかし、目的の宝石”碧洋のハート”は見つからず、それを身に付けた女性のスケッチ画を発見する。

その調査を報告するテレビ・ニュースを見たカルバート夫人(グロリア・スチュアート)は、絵のモデルが自分であるという連絡をラヴェットに入れる。

101歳のカルバート夫人は、孫娘リジー(スージー・エイミス)と共にラヴェットに招かれ、84年前に自分が使用していた鏡やくしを見せられ、当時の沈没の様子を語り始める。
__________

1912年4月。
賭けで勝ち三等室の乗船チケットを手に入れた画家志望の青年ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)は、イギリスサウサンプトン港から処女航海に向かう、タイタニックに乗り込むことになる。

17歳のローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)は、アメリカ人の大富豪で婚約者のキャルドン・ホックリー(ビリー・ゼイン)と、彼との結婚を強要した母ルース(フランシス・フィッシャー)、途中寄港したシェルブールで、コロラドの富豪夫人マーガレット“モリー”ブラウン(キャシー・ベイツ)らと共に一等客室に乗船する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1996年。
トレジャー・ハンターのラヴェットは、北大西洋の海底に沈む客船”タイタニック”を発見するが、目的の宝石”碧洋のハート”は見つからず、その宝石を身に付けた女性のスケッチ画を発見する。
それをテレビ・ニュースで見たカルバート夫人は、絵のモデルが自分であるという連絡をラヴェットに入れ、彼のサルベージ船に招かれる。
101歳のカルバート夫人は、引き上げられた84年前の自分の私物を見せられ、当時の沈没の様子を語り始める・・・。
1912年4月。
乗船チケットを賭けで手に入れた画家志望の青年ジャック・ドーソンは、イギリスサウサンプトン港から処女航海に向かう豪華客船タイタニックに乗り込むことになる。
同じく乗船していた17歳のローズ・デウィット・ブケイターは、アメリカ人の大富豪で婚約者のホックリーとの政略結婚に絶望して、船から身を投げようとするが、それを助けたのがジャックだった。
気を取り戻したローズは、ルイ16世が所有していたと言われる宝石”碧洋のハート”をホックリーから贈られる。
その後ジャックは、自分を見下すホックリーの言葉にも動じずにローズを誘い、二人は急速に惹かれ合うようになる。
それを知られたローズは、財産をなくした身で、選ぶ道は一つしかないことを母ルースに悟らされるが、彼女はジャックの元に向かってしまう。
そしてローズは、ジャックのスケッチのモデルとなり、二人は愛し合い、彼女は駆け落ちを考える。
その時、警告を楽観視していた船は、突然現れた氷山に接触してしまい、船体は傷つき浸水が始まる・・・。
__________

SFアクションを中心にヒット作を連発していたジェームズ・キャメロンが、超豪華客船”タイタニック”沈没の歴史的大惨事とラブ・ロマンスを壮大なスケールで描いた、製作、監督、脚本、編集を兼ねた意欲作であり、

公開前は、巨額な投資が回収できるかが大きな話題になり、ジェームズ・キャメロンの自滅説まで飛び出したが、ふたを開けてみると、公開直後はまずまずの出足から始まり、なんと公開後5ヶ月後まで毎週1000万ドル以上の興行収入をあげ、結果、北米のみで約6億5900万ドル、全世界では約21億9000万ドルという驚異的な大ヒットとなり、映画史上最高の興行記録を作った、世界中で社会現象にまでなった作品。

その後、この記録はジェームズ・キャメロン自身の「アバター」(2009)に破られることになる。
*「アバター
製作費 $237,000,000
北米興行収入 $760,507,630
世界 $2,782,275,170

私も、公開直後の1997年12月に続き翌年3月にも観賞したのだが、その際も、夜中の上映にも拘らず劇場は満員だったことを思い出す。

2012年、”タイタニック”沈没から100年となる4月に、3D化されて再上映された。

第70回アカデミー賞では14部門でノミネートされ、作品、監督、撮影、編集、歌曲、作曲、衣裳デザイン、美術、視覚効果、音響効果、音響賞を受賞した。
・ノミネート
主演女優(ケイト・ウィンスレット
助演女優(グロリア・スチュアート
メイクアップ賞

実際に作られた巨大な船のセットとCGを組み合わせたタイタニックの雄姿は圧巻で、船内の豪華なセットも素晴らしい。

参考:
ドラマの中のジャックのデッサンはジェームズ・キャメロンのもので、デッサンするシーンは、彼が左利きのためフィルムを反転させている。

ジェームズ・ホーナーの美しい音楽と、その後、愛のテーマとしてスタンダードになり大ヒットした、セリーヌ・ディオンの歌う主題歌”My Heart Will Go On”は、エンドロールで、作品の余韻を味わうのに最高の効果をあげている。

ローズが、ジャックの子供を身ごもっていたという設定で、続編ができるという噂があったのだが、その話はどうなったのだろうか・・・。

驚異の大ヒットとなった要因は、タイタニックの特撮ではなく、何と言ってもレオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットのロマンスを主題に置いたことで、歴史的大事件の裏で、このような美しくも悲しいストーリーがあったかもしれないと思うだけで、胸がときめいてしまった方は多いはずだ。

レオナルド・ディカプリオは当時、まだアイドル的な存在だったが、本作をきっかけに実力派スターとして活躍することになり、ヒロイン役のケイト・ウィンスレットも、その演技力を高く評価された。

傲慢な拝金主義者、ローズのフィアンセで富豪のビリー・ゼイン、成金で貴族達からは蔑まれるが、人間味と正義感のある、生存者のマーガレット“モリー”ブラウン役のキャシー・ベイツ、トレジャー・ハンター、ビル・パクストン、101歳のローズ役を演じ、当時87歳にして矍鑠たる演技を見せてくれたグロリア・スチュアート、財産をなくし仕方なくローズに富豪との結婚を強要する母親フランシス・フィッシャー、沈むはずのなかったタイタニックと運命を共にする、スミス船長役のバーナード・ヒルと設計者アンドリュースヴィクター・ガーバー、船主としての責任を果たさず救助されるイスメイ役のジョナサン・ハイド、ホックリー(B・ゼイン)の召使で残忍なデビッド・ワーナー、ローズの孫娘で、その後ジェームズ・キャメロン夫人とになるスージー・エイミスなどが共演している。


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