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トスカーナの休日 Under the Tuscan Sun (2003)

離婚で落ち込む女性作家がトスカーナの地で人々と触れ合いながら新たな人生を見つけるまでを描く、製作、監督、脚本オードリー・ウェルズ、主演ダイアン・レインサンドラ・オーリンゼイ・ダンカンマリオ・モニチェリ他共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:オードリー・ウェルズ

製作
オードリー・ウェルズ

トム・スターンバーグ
製作総指揮
ローラ・ファットリ

マーク・ギル
サンディ・クループ
原作:フランシス・メイズUnder the Tuscan Sun
脚本:オードリー・ウェルズ

撮影:ジェフリー・シンプソン
編集
アンドリュー・マーカス

アーサー・コバーン
音楽:クリストフ・ベック

出演
フランシス・メイズ:ダイアン・レイン

パティ:サンドラ・オー
キャサリン:リンゼイ・ダンカン
マルチェロ:ラウル・ボヴァ
マルティーニ:ヴィンセント・リオッタ
パベル:パヴェウ・シャイダ
エド:デヴィッド・サトクリフ
花を捧げる老人:マリオ・モニチェリ

アメリカ 映画
配給 ブエナビスタ

2003年製作 113分
公開
北米:2003年9月26日
日本:2004年6月12日
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $43,610,720
世界 $58,878,720


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
サンフランシスコ
作家のフランシス・メイズ(ダイアン・レイン)は、夫の浮気を知り離婚を決意する。

夫に家を渡すことになったフランシスは、アパートに引越す。

親友でレズビアンのパティ(サンドラ・オー)が、妊娠したことを喜んだフランシスは、気晴らしにイタリアトスカーナへの旅行をするようにと彼女に勧められる。

即答を避けたフランシスだったが、現状の生活を考えると気が滅入り、パティに連絡して旅立つ決心をする。

現地に着いたフランシスは、ツアーを楽しみながらトスカーナコルトーナを訪れる。

市場で、中年女性キャサリン(リンゼイ・ダンカン)を見かけて気になったフランシスは、その後、彼女と出くわす。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
サンフランシスコ
作家のフランシス・メイズは、夫の浮気を知り離婚を決意する。
傷心のフランシスは、親友のパティから、気晴らしにイタリアトスカーナへの旅行を勧められて旅立つ。
現地に着いたフランシスは観光を楽しみながら、コルトーナで、”ブラマソーレ”(太陽に焦がれる者)という名の付いた300年前の家が気になる。
偶然にもその場を通りがかったフランシスは、何かを感じその家を購入して修繕を始める。
フランシスは、風変わりなイギリス人女優キャサリンや、地元の人々との触れ合いを通して、希望を抱き日々を過ごすものの、何か物足りないものを感じる。
そんな時、ローマで魅力的な青年マルチェロに出会ったフランシスは、彼と愛し合うようになり、ついに幸せを実感するのだが・・・。
__________

1996年に発表された、フランシス・メイズの体験記”Under the Tuscan Sun”を基に製作された作品。

風光明媚なトスカーナなどのイタリアの風景、悪人などが登場しない心温まるストーリーは、思い通りにはならない人生の難しさなどもきっちりと描かれた作品として見どころも多くどなたでも楽しめる。

壁にある何の変哲もない壊れた蛇口から、水が出ことで幸せを感じられる主人公・・・。
些細なことに喜びを見いだせる、心の成長を映し出す癒されるラストもいい。

人生経験も豊富なオードリー・ウェルズの、女性の目から見た演出は、長い人生の厳しい道のりの中で、幸せとは何かを考えさせてくれる。

美しいのどかな風景と共に、クリストフ・ベックの優しい音楽も心地よい。

子役時代から見ていると、いい雰囲気の女優になったとつくづく感じる、ヒロインを好演するダイアン・レインは、大人の女性としての魅力と、随所で見せるキュートな表情が印象的だ。

主人公の親友サンドラ・オー、ドラマ中ワンポイントとして存在感を発揮する風変わりなイギリス人女優リンゼイ・ダンカン、主人公と出会い愛し合うようになる青年ラウル・ボヴァ、主人公の現地での協力者ヴィンセント・リオッタ、家の修繕工事人として雇われるポーランド移民の青年パヴェウ・シャイダ、主人公と愛し合うようになる作家デヴィッド・サトクリフ、そして、花を捧げる無表情な老人役で映画監督マリオ・モニチェリなどが共演している。


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