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アンカーウーマン Up Close & Personal (1996)

1988年に発表された、アランナ・ナッシュの著書”Golden Girl: The Story of Jessica Savitch”を基に製作された作品。
ネットワークのアンカーを夢見る女性と彼女を支える上司との恋そして成功を描く、製作、監督ジョン・アヴネット、主演ロバート・レッドフォードミシェル・ファイファーストッカード・チャニング他共演のロマンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・アヴネット

製作総指揮
エド・フックストラッテン

ジョン・フォアマン
製作
ジョン・アヴネット

ジョーダン・カーナー
デヴィッド・ニックセイ
原作:アランナ・ナッシュ”Golden Girl: The Story of Jessica Savitch”
脚本
ジョーン・ディディオン

ジョン・グレゴリー・ダン
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
編集:デブラ・ニール=フィッシャー
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:セリーヌ・ディオンBecause You Loved Me

出演
ウォーレン・ジャスティス:ロバート・レッドフォード
サリー“タリー”アトウォーター:ミシェル・ファイファー
マーシャ・マクグラス:ストッカード・チャニング
バッキー・テラノヴァ:ジョー・マンテーニャ
ジョアンナ・ケネリー:ケイト・ネリガン
ネッド・ジャクソン:グレン・プラマー
ジョン・メリノ:ジェームズ・レブホーン
ロブ・サリヴァン:スコット・ブライス
フェルナンド・ブタンダ:レイモンド・クルス
ダン・デュアーテ:ミゲル・サンドバル
ビュフォード・セルス:ノーブル・ウィリンガム
トム・オール:ジェームズ・カレン
本人:フェビアン

アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

1996年製作 124分
公開
北米:1996年3月1日
日本:1996年5月18日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $51,045,800
世界 $100,688,710


アカデミー賞 ■
第69回アカデミー賞

・ノミネート
歌曲賞:ダイアン・ウォーレン
Because You Loved Me


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ネットワークのアンカーを夢見るサリー・アトウォーター(ミシェル・ファイファー)は、デモテープを国内各局に送り、マイアミの地方局に採用される。

”チャンネル9”。
サリーは、不躾なデイレクターのウォーレン・ジャスティス(ロバート・レッドフォード)の態度を気にする。

サリーは、ウォーレンの前でドジを踏みながら、彼が大統領の取材などをしたことを思い出す。

ウォーレンの下で雑用係として働くことになったサリーは、番組の天気キャスターに志願する。

アンカーのロブ・サリヴァン(スコット・ブライス)に任せるつもりでいたウォーレンだったが、プロデューサーのダン・デュアーテ(ミゲル・サンドバル)に、タリーを使うことを伝える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
アンカーを夢見るサリー・アトウォーターは、デモテープを作り自分を売り込み、マイアミの地方局に採用される。
不躾なニュース番組ディレクター、ウォーレン・ジャスティスに、雑用係をするよう命ぜられたサリーだったが、彼女は天気キャスターに志願する。
サリーを使うことに決めたウォーレンだったが、彼女は本番で、”タリー”と呼ばれて戸惑い、その後、大失態を演じてしまう。
しかし、かつてネットワーク局の記者であったウォーレンは、カメラを恐れないタリーの才能を見抜き、彼女をリポーターに抜擢する。
ウォーレンに支えられながら次第に認められるようになったタリーは、エージェントのバリーにフィラデルフィアの局に推薦される。
その後ウォーレンとタリーは親交を深め、仕事以上の関係になりつつあった。
そして、タリーの夢を実現させることを考えるウォーレンは、同行を求める彼女を説得して、一人で旅立たせる・・・。
__________

主演の二人を考えると、洒落たラブ・ロマンスを想像するものの、冒頭はそれに反し泥臭い雰囲気で始まる。

ジョン・アヴネットの軽快な演出で進行していくドラマは、大人の恋の物語となり、ファンの心を捉えるのだが、終盤にかけて、心に迫るところがない。
メロドラマ風のクライマックス、そしてラストを受け入れるかどうかで、本作の評価も変わるのでは・・・。

主人公二人の、心通い合う密接な関係を意味する粋な原題の”Up Close & Personal”を表現していない、ヒロイン一人を強調するような邦題は、個人的には受け入れ難い。

キャスティングなどから、大いに期待された作品ではあったが、北米だけでは製作費の6000万ドルを回収できず約5100万ドルに終わり、全世界では1億ドルを超すまずまずのヒットとなった。

また、ダイアン・ウォーレン作詞・作曲の、セリーヌ・ディオンが歌う主題曲”Because You Loved Me”は大ヒットした。
第69回アカデミー賞で歌曲賞にノミネートされた。
ダイアン・ウォーレングラミー賞も受賞。

親子ほどの22歳の年齢差がある、60歳手前にして余りにも魅力的な主人公ロバート・レッドフォードと、才能光る落ち着いた雰囲気のヒロインミシェル・ファイファーだが、全く違和感のない二人の大人の恋は、ファンを魅了する。

ドラマの中で主人公が、子供が産まれて間もなく亡くなったと語る場面があるが、実際にロバート・レッドフォードは、最初の妻との子を、乳児の時に亡くしている。

ヒロインを敵対視するアンカー、ストッカード・チャニング、ヒロインのエージェント、ジョー・マンテーニャ、主人公の元妻ケイト・ネリガン、カメラマンのグレン・プラマーフィラデルフィア局のプロデューサー、ジェームズ・レブホーンマイアミ局のアンカー役のスコット・ブライス、プロデューサーのミゲル・サンドバル、囚人のレイモンド・クルス、ネットワーク”IBS”の重役ノーブル・ウィリンガム、アンカー、ジェームズ・カレン、本人役でフェビアンなどが共演している。


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