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セッション Whiplash (2014)

ジャズ・ドラマーを目指し名門音楽院に入学した天才ドラマーと鬼教師の”戦い”を描く、監督、脚本デミアン・チャゼル、主演マイルズ・テラーJ・K・シモンズポール・ライザーメリッサ・ブノワ他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:デミアン・チャゼル
製作
ジェイソン・ブラム
ヘレン・エスタブルック
ミシェル・リトヴァク
デヴィッド・ランカスター
製作総指揮
ジェイソン・ライトマン
コウパー・サミュエルソン
ゲイリー・マイケル・ウォルターズ
脚本:デミアン・チャゼル
撮影:シャロン・メール
編集:トム・クロス
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ

出演
アンドリュー・ニーマン:マイルズ・テラー
テレンス・フレッチャー:J・K・シモンズ
ジム・ニーマン:ポール・ライザー
ニコル:メリッサ・ブノワ
ライアン・コノリー:オースティン・ストウェル
カール・タナー:ネイト・ラング
フランク:クリス・マルケイ
クラマー:デイモン・ガプトン
エマ:スアンヌ・スポーク
寮の隣人:マックス・カッシュ
ダスティン:チャーリー・イアン
トラヴィス:ジェイソン・ブレア
グレッグ:コフィ・シリボー
ソフィー:カヴィタ・パティル

アメリカ 映画
配給 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
2014年製作 106分
公開
北米:20214年10月10日
日本:2015年4月17日
製作費 $3,300,000
北米興行収入 $13,092,000
世界 $48,982,040


アカデミー賞
第87回アカデミー賞

・受賞
助演男優(J・K・シモンズ
編集・録音賞
・ノミネート
作品・脚色賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク、シェイファー音楽院、秋学期。
ジャズ・ドラマー”バディ・リッチ”に憧れ、全米屈指の名門校に入学した19歳のアンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)は、学内で最高の指揮者テレンス・フレッチャー(J・K・シモンズ)の目に留まる。

バンドマンを探していたフレッチャーだったが、アンドリューの演奏をチェックしただけでその場を去る。

父ジムと映画を観に行ったアンドリューは、厳しいが最高の指導者であるフレッチャーに声をかけられたことを話すものの、相手にされなかったことを伝える。

ジムに慰められたアンドリューだったが、ショックは大きかった。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
ジャズ・ドラマーを目指し、全米屈指の名門校シェイファー音楽院に入学したアンドリュー・ニーマンは、学内最高の指揮者フレッチャーの目に留まる。
フレッチャーのバンドに加わったアンドリューは、厳しいが指導者として尊敬できるフレッチャーに求められたと考え期待に胸膨らむ。
しかし、フレッチャーから、理不尽なまでの仕打ちや罵声を浴びせられてレッスンを受けるアンドリューの思いは打ち砕かれる。
それにめげず、自分の目指すものに向いひたすら努力するアンドリューだったが・・・。
__________

注目の新星デミアン・チャゼルの、ジャズ・バンドに所属した経験などを基にした脚本が注目されて映画化が実現した作品。

人生経験の浅い、公開当時弱冠29歳のデミアン・チャゼルの演出は、既に円熟の境地に達した演出家を思わせる、演奏シーンの興奮と迫力は衝撃的だ。
ドラマ内の随所で使われるセリフの”天才”とは、彼のことと思えるような、”恐ろしい”才能を持った映画人と言える。

そんな彼や製作者が許可したのだろうか、邦題の”セッション”とはどんな意味でつけたのか理解し難い。
ドラマーの職業病とも言える”Whiplash/むち打ち症”は、狂気の鬼教師の指導に耐える、主人公の”天才的才能”に挑む人間を超越した”闘い”を示す素晴らしい原題であるのに、仲良しムードの”ジャム‐セッション”?ではお話にならない。
この文化レベルの低さ、歴史に残る名作となるだろう本作のことを考えると悔やみきれない邦題には愕然とする。

さて、徹底的に理不尽な仕打ちを受ける主人公は、クライマックスで再起不能状態に追い込まれるものの、”逆襲”に転じ、果たして救われたのか・・・。
終盤で教師が語るセリフ、”天才は何があっても挫折しない”この言葉が心に響くラストも素晴らしい。

主演のマイルズ・テラーは、2か月間の特訓により天才ドラマーを熱演し、実力派若手スターとして大いに期待できる存在となった。

渾身の演技で鬼教師を演じた名バイプレイヤー、J・K・シモンズの演技は絶賛され、第87回アカデミー賞での助演男優賞をはじめ、各映画賞を総なめにした。
第87回アカデミー賞
・受賞
編集・録音賞
・ノミネート
作品・脚色賞

主人公を見守る父親ポール・ライザー、主人公と親交を深めるメリッサ・ブノワ、主人公と競うドラマーのオースティン・ストウェルとネイト・ラング、主人公の伯父クリス・マルケ、その妻スアンヌ・スポーク、その息子チャーリー・イアンとジェイソン・ブレア、主人公の寮の隣人マックス・カッシュ、バンド・メンバーのコフィ・シリボー等が共演している。


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