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ワーキング・ガール Working Girl (1988)

夢に近づくために努力する女性をM&Aの舞台裏も絡めて描く、監督マイク・ニコルズ、主演ハリソン・フォードシガニー・ウィーバーメラニー・グリフィスアレック・ボールドウィンジョーン・キューザックケヴィン・スペーシー他共演のサクセス・ストーリー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

ケヴィン・スペイシー / Kevin Spacey / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:マイク・ニコルズ

製作:ダグラス・ウィック
脚本:ケビン・ウェイド
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:サム・オスティン
音楽
カーリー・サイモン:主題歌”Let the River Run
ロブ・マウンジー

出演
ジャック・トレーナー:ハリソン・フォード

キャサリン・パーカー:シガニー・ウィーバー
テス・マクギル:メラニー・グリフィス
ミック・ドゥガン:アレック・ボールドウィン
シンシア:ジョーン・キューザック
オレン・トラスク:フィリップ・ボスコ
デヴィッド・ラッツ:オリヴァープラット
ボブ・スペック:ケヴィン・スペーシー
人事部長:オリンピア・デュカキス

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1988年製作 113分
公開
北米:1988年12月21日
日本:1989年5月6日
製作費 $28,000,000
北米興行収入 $63,779,480
世界:$102,953,110


アカデミー賞 ■
第61回アカデミー賞

・受賞
歌曲賞:”Let the River Run
・ノミネート
作品・監督
主演女優(メラニー・グリフィス
助演女優賞(シガニー・ウィーバー/ジョーン・キューザック


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
投資銀行で働くテス・マクギル(メラニー・グリフィス)は、夜学に通う努力家だが、一流大学を出ていないことを理由に、自分の思い描く将来像に向かうことがなかなかできないでいた。

30歳の誕生日の日、テスは、親友のシンシア(ジョーン・キューザック)や同棲中の恋人ミック・ドゥガン(アレック・ボールドウィン)から祝福される。

上司のデヴィッド・ラッツ(オリヴァープラット)から、裁定部のボブ・スペック(ケヴィン・スペーシー)を紹介されたテスは、彼からセクハラを受けてしまう。

翌日、ラッツの嫌がらせに怒ったテスは、彼を詐欺師呼ばわりして転属になってしまう。

テスは人事部長(オリンピア・デュカキス)に呼ばれ、ボストン支社から転属してきた、やり手の部長キャサリン・パーカー(シガニー・ウィーバー)の秘書として配属される。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
投資銀行で働くテス・マクギルは、努力家ではあるが、一流大学出身でないことで、自分の思い描く夢に近づけないでいた。
ある日、上司からの嫌がらせを受けたテスは、仕返しをしたために転属になってしまう。
テスは、自分よりも数日年下の、やり手の女性部長キャサリン・パーカーの秘書となり、彼女の仕事振りやライフスタイルを、尊敬と憧れの目で見ながら仕事に励む。
そんな時テスは、トラスク産業の通信業界進出に目をつけ、キャサリンにラジオ局買収を提案する。
企画書を受けといったキャサリンは、テスを通さずに、それを自分の手で処理しようとする。
それを知らずに、ついに自分が認められたことを、恋人ミックと喜ぶテスだった。
しかし、キャサリンが旅行中に、その企画提案を横取りされそうだということを知ったテスは、それを共同で進めるはずだったジャック・トレーナーと接触する。
トレーナーは、テスの提案と彼女自身に興味を持ち、協力して企画を進める準備を始めるのだが・・・。
__________

舞台がニューヨークということで、その洗練されたイメージや感覚を見事に映し出し、力強くテンポのよい展開と、挫折から這い上がる主人公の描写などもドラマを盛上げる、マイク・ニコルズの演出は冴え渡る。

第61回アカデミー賞では、カーリー・サイモンが歌う、軽快でパワフルな主題歌の”Let the River Run“が、見事に歌曲賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演女優(メラニー・グリフィス
助演女優賞(シガニー・ウィーバー/ジョーン・キューザック

ロケは、主人公のオフィスやトラスト産業のビルとしてチェイス・マンハッタン銀行プラザが、 またテロで崩壊したワールドトレードセンター7ワールドトレードセンターが、主人公の会社のロビーなどで使用された。

ビッグネームということでトップ・クレジットではある、助演的な役柄ながら、後半から一気に存在感を示すハリソン・フォードの、エリート&男臭いキャラクターも好感が持てる。

容姿、雰囲気共にスーパー・キャリア的な役柄に合っている部長役シガニー・ウィーバーも、憎まれ役ではあるが、演技派としての実力を発揮し、この年は、本作と「愛は霧のかなたに」(1988)の2作でアカデミー主演・助演賞候補になる活躍を見せた。

上記2人の大スターに次ぎ、3番目のクレジットながら主演を演ずるメラニー・グリフィスは、平凡な生活を求める恋人や友人に囲まれながら、夢に向かい日々努力して、困難に立ち向かっていく逞しい女性を見事に演じ、アカデミー主演賞候補になった。

見かけは派手だが、あの何とも言えない、子供のような、はにかんだ話し声が実に魅力的だ。

同助演賞候補のジョーン・キューザックも、ド派手な容姿にも拘らず、思慮深く主人公を支える親友を好演している。

主人公にプロポーズするが返事をもらえず、浮気相手と結婚してしまうアレック・ボールドウィン、 大物企業家だけあり、人を見る目があるフィリップ・ボスコ、主人公をからかう上司役のオリヴァープラット、短い出演だが妙に印象に残る主人公に言い寄るケヴィン・スペーシー、ゲスト出演の人事部長オリンピア・デュカキスなどが共演している。


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