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ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 National Treasure: Book of Secrets (2007)

大ヒットした「ナショナル・トレジャー」(2004)の続編。
第16代アメリカ大統領リンカーン暗殺犯の日記に隠された謎を解明しようとする歴史学者の活躍を描く、監督ジョン・タートルトーブニコラス・ケイジダイアン・クルーガージャスティン・バーサジョン・ヴォイトヘレン・ミレンハーヴェイ・カイテルエド・ハリスブルース・グリーンウッド共演のアドベンチャー・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage 作品一覧
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スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・タートルトーブ

製作総指揮:オーレン・アヴィヴ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
脚本:マリアンヌ&コーマック・ウィバーリーズ
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集
ウィリアム・ゴールデンバーグ
デヴィッド・レニー
音楽:トレヴァー・ラビン

出演
ニコラス・ケイジ: ベン・ゲイツ
ジャスティン・バーサ:ライリー・ブール
ダイアン・クルーガー:アビゲイル・チェイス
ジョン・ヴォイト:パトリック・ゲイツ
ハーヴェイ・カイテル:セダスキー
ヘレン・ミレン:エミリー・アップルトン
エド・ハリス:ジェブ・ウィルキンソン
ブルース・グリーンウッド:アメリカ大統領

アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
2007年製作 124分
公開
北米:2007年12月13日
日本:2007年12月21日
制作費 $130,000,000
北米興行収入 $219,961,500
世界 $457,364,600


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
南北戦争終結から5日後、1865年4月14日。
第16代アメリカ合衆国大統領リンカーンが銃撃され、翌日に亡くなる。

一方、暗殺者ジョン・ウィルクス・ブースの所属した秘密結社ゴールデン・サークル騎士団KGC)のメンバーが、ある暗号解読をトーマス・ゲイツ(ベン・ゲイツの曾祖父)に依頼する。

しかし、ゲイツは彼のKGCのバッジに気づき、暗号が記されていた日記帳を破り暖炉に捨ててしまう。
__________

その日記が破り捨てられなかったら、南北戦争の勝敗は変わっていたかもしれないという仮設を、曾祖父の業績と共に学会で発表する、ベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)とパトリック(ジョン・ヴォイト)親子の前に、ある男が現れる。

ジェブ・ウィルキンソン(エド・ハリス)と名乗る男は、リンカーンの暗殺者ブースの失われた日記の一部を二人に見せる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ナショナル・トレジャー」(2004)
・「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」(2007)

*(簡略ストー リー)
1865年4月14日。
アメリカ大統領リンカーンが銃撃され、暗殺者のブースが所属した秘密結社”ゴールデン・サークル騎士団”が、ある暗号解読をトーマス・ゲイツに依頼する・
しかし、トーマスは相手の招待に気づき、暗号が記されていた日記帳を破り、暖炉に捨ててしまう。
曾祖父トーマスの行いが、南北戦争の勝敗を変えていたかもしれないという仮設を唱える、歴史学者ベン・ゲイツとパトリック親子の前にウィルキンソンと名乗る男が現れる。
ウィルキンソンは、リンカーン暗殺者ブースの失われた日記の一部を見せ、それにベンの曾祖父の名前が記され、彼が暗殺に関ったと指摘する。
確たる証拠を見せられたベンとパトリックは、一家の名誉に関ることにショックを受ける。
恋人アビゲイルと仲違いして、豪邸を追い出されていたベンは、相棒ライリーの協力を得て、国立公文書館に忍び込み手がかりを見つける。
ベンはアビゲイルを秘宝で買収して、ライリーと共に、曾祖父が秘密結社から宝を守ろうとしたことを証明するため、謎を解明し始めるのだが・・・。
__________

パリロンドンワシントンD.C.、そしてラシュモア山で繰り広げられるクライマックスまで、目まぐるしく変わる、スピード感溢れる展開とスケールの大きさが、巧みな謎解きストーリーを大いに盛り上げ、見応え十分だ。

久しぶりに映画ロケに登場したラシュモア山のクライマックスでは、誰もがアルフレッド・ヒッチコックの傑作「北北西に進路を取れ」(1959)以上のスペクタクルを期待したであろう。
しかし、まるでディズニーランドのアトラクションのようなシーンの連続は、斬新味がなく、大掛かりな割には満足感はない。

しかし、1億3000万ドルをかけた超大作として見せ場は満載で、北米で約2億2000万ドル、全世界では、前作を1億ドル以上も上回る約4億5700万ドルの大ヒットとなった。

ニコラス・ケイジは、大スターの貫禄も漂い、彼が画面に登場するだけで満足感があり、さすがに人を引き付ける魅力がある。
本作が、彼のN.o.1ヒット作になったことで、それは証明されている。

一方、ニコラス・ケイジの魅力が薄れる程の存在感を見せるのが、エド・ハリスヘレン・ミレンの熱演だ。

エド・ハリスは、アップで見る顔のシワがかなり増え一層渋さを増している。

彼を初めて知ったのは、約四半世紀前の傑作「ライトスタッフ」(1983)での、アメリカ人初となる地球周回軌道飛行に成功する宇宙飛行士ジョン・グレン役だったが、その時の好演も忘れられない。
ニコラス・ケイジとは「ザ・ロック」(1996)でも共演している。
どんな役を演じても様になる役者で、彼の出演により、作品に重みが加わるのも事実だ。

ヘレン・ミレンは、前年の「クィーン」(2006)とは対照的に、ジョン・ヴォイトと共に茶目っ気のある夫婦役が実に微笑ましい。
知性と教養がある気性の荒い、主人公の母親役を見事に演じている。

ベンの相棒ジャスティン・バーサは、ラストも飾り全編で大活躍をするが、恋人役のダイアン・クルーガーは、前作のような新鮮味無がなかったのは残念。

お馴染みハーヴェイ・カイテルも貫禄十分で、大統領役で後半活躍するブルース・グリーンウッドなどが共演している。


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